目に見えないがん細胞を叩く為に抗がん剤を使うのは、意味がない気がする

抗がん剤の副作用

~ 追記:2018年5月13日 ~

これまで解説したとおり、抗がん剤治療には3つの目的があるのですが、私はその全てに疑問があり、「大した効果は期待できない」と考えています。

まず、根治手術後にやる抗がん剤治療ですが、やる意味ありますかね?

というのも、「目に見えないがん細胞」はどんな健康な人にでも存在しますし、絶対にゼロにはなりません。

その意味では、私達全員ががん患者です。もし本当に「目に見えないがん細胞」を叩く必要があるのであれば、(健常者かどうかは関係なく)老若男女全員が抗がん剤を打つべきです。

しかし、「そんな必要はない」というのは直感的に分かりますから、やる必要はないと思います。

腫瘍が問題なのは分かります。

しかし、重大な副作用のリスクを覚悟してまで「目に見えないがん細胞」を叩く必要はあるのでしょうか?

それはまるで「ハエを殺すのに火炎放射器を使うようなものではないか?」と思うのです。

私は火炎放射器を使ったことがないのでよく分からないのですが、使い方を間違えると、たぶん大火傷すると思うんです。

大火傷するリスクをとってまで、「残りわずかなガン細胞」を殺す必要はないと思います。がん細胞は誰にでも「ある」ものだから、キリがないと思います。

いやいや、根治手術を終えたといっても、見えないがん細胞は健康な人より多いのは間違いないはずだ。「残りわずかながん細胞」と言ったが、その根拠はなんだ?『塊』が出来ていたくらいなのに、『僅か』なはずがないだろう?

だから、再度『塊』になるまで成長させない為にも、抗がん剤を使用する必要があるのではないか?

『ゼロにする』って言ってるんじゃない。がん細胞をゼロにできないことくらいよく分かっている。俺が言いたいのは、腫瘍(塊)を形成しないレベルにまでがん細胞の数を減らす為に、抗がん剤を使う必要があるってことなんだ。

免疫力を高めてがん細胞を殺すとか、あ~だこ~だと言ってるけども、『免疫細胞ががん細胞を殺すスピードよりも、がん細胞が増殖するスピードのほうが早い』わけだろう?

健康な人ならばそういうことにはならないのだろうが、がん患者はそういう体質になっているわけだから・・・、現に腫瘍ができていたくらいだから・・・。

だから、根治手術を終えたと言っても、抗がん剤治療を行う必要があるんじゃないのか?

と、このような反論がありそうです。

たしかに「即効性」という点から考えると、抗がん剤に勝るものはありません。

しかし、あとでも説明しますが、抗がん剤はいずれ効かなくなります。

効いている間にガンを根絶出来ればいいのですが、毎日生まれてくるがん細胞に「根絶」はないのです。

食欲を低減させ、炎症反応を強くし、骨髄抑制を起こして免疫反応を著しく低下させる抗がん剤治療は、私には「がん細胞の変異をせっせと手伝っている」ようにしか見えません。

メールなどでブログ読者さん(がん患者・家族)のサポートをする機会が多くなりましたが、皆さんの血液データを拝見させて頂くと、やはり抗がん剤はリンパ球(Lymph)や好中球(Neutr)、あるいはそのバランスを著しく悪化させ、アルブミン(ALB)や総タンパク質(TP)といった栄養状態を悪化させ、さらに炎症反応(CRP)を強くします。

私の実体験をお話しますと、抗がん剤治療を1回行っただけでも、リンパ球や好中球が元の数値に戻るまでには数ヶ月を要しました。食事療法を実践しているにもかかわらず、です。

また、栄養状態が悪く、炎症反応が強いがん患者さんの場合、将来的にがん細胞が変異して抗がん剤が効かなくなったり、再発したりするケースが多い印象を受けます。あくまで個人的な印象です。

~ 追記:2018年5月 ~

ただ、この反論が一理あると思うのは、

「免疫細胞がガン細胞を殺すスピードよりも、がん細胞が増殖するスピードのほうが早い。がん患者はそういう体質になっている」

という箇所ですね。この部分は正しいと思っています。

だからこそ、「何故、そんな体質になってしまったのか?」についてよく考え、「がん体質を改善することが優先されるべきではないか?」と思うんです。

抗がん剤をいくら使って「見えないがん細胞」を叩いても、がん体質を改善しなければ、いずれまた「見えないがん細胞」が腫瘍を形成するまでに成長してきて「再発」または「転移」という状況になると思います。

ならば、ガン体質を改善することが優先されるべきです。がん細胞を「殺す」のではなく、「がん細胞が増えにくい・変異しにくい体内環境を作り上げる」ことが大切であると考えます。

ただ、「体質改善と抗がん剤治療は両立しうるのでは?」という考え方もあります。

いやいや、体質改善が重要なのは分かってる。抗がん剤治療が根本的な解決にはならないのも、よーく分かっている。

俺が言ってんのは『一刻も早く見えないがん細胞の数を減らさなきゃいけない』ってことなんだよ。

体質改善って言うけど、いつ改善するの?時間かかるでしょ?

改善するまでに全身に転移したらアウトだよ?

体質改善しながら抗がん剤治療を行ったほうがいいんじゃない?

という主張です。「抗がん剤治療と食生活の改善は、両立する」と仰っている医者もおられます。

が、私はどー考えても両立しないのではないか?と思うんです。

抗がん剤は細胞を「殺す」のに対し、体質改善は細胞を「活かす」のですから、全く逆のベクトルではないでしょうか?

私は「抗がん剤は体質改善を阻害する」と考えています。

髪の毛が抜けたり、指先が痺れて真っ黒になってるのに、「体質改善している」などとはとても言えないと思うんですよね。

ただ、食事療法と化学療法を併用している人としていない人を比べた場合、併用している人の方が化学療法による副作用の軽減が見られたとおっしゃっている医師もいます。私が食事療法を知るきっかけを与えてくれた「今あるがんに勝つジュース」という本の著者である済陽高穂さんです。

きちんとした論文で示されているわけではないのですが、食事療法と抗がん剤の併用で、進行がん以上のがんの治癒&改善率が60%以上という結果が出ているそうです。根治治療が可能だった場合、無再発率が9割を超えているそうです。これは驚異的な成果だと思います。

済陽式食事療法の治療成績

済陽式食事療法の特徴としては、スロージューサーで搾った野菜ジュースを飲むことです。私のやり方と済陽式とは厳密には違いますが、新鮮な野菜ジュースは、栄養素を無理なく摂取できる効率的な方法だと思います。抗がん剤の副作用によって食欲が失われている人には、特におすすめです。

私が再発防止の為に8年以上も毎日一貫して続けているのは、この野菜ジュースの摂取だけです。その他にも色々と試してみたのですが、これが一番効果があったと確信しています。

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私のように、食事療法や運動療法のみでガンに挑む人はなかなかいないと思います。分かっていても、なかなか踏み切れないと思いますし、中途半端な覚悟で実践すると、ほぼ100%後悔するでしょう。

であれば、「抗がん剤と食事療法の併用」のほうが現実的な選択だと思います。

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