抗がん剤治療が有効な部分

「じゃあ、抗がん剤治療はまったく話にならないんですか?」

と言われれば、「絶対必要なケースはある」というのが私の意見です。

特に白血病の場合は抗がん剤が非常に有効であり、抗がん剤だけで完治することもあります。

また、始めのほうでも書いたように、手術で取りきれないほどガンが広範囲に広がっている場合は、人間の免疫力では対処できないほどがんの勢いが凄まじいので、それを抑えるためにはどうしても抗がん剤の殺傷能力が必要なときがあります。

一般的な傾向として、がん細胞の数が多ければ多いほど、増殖スピードが凄まじいです。

考えてみると当たり前なのですが、2個から4個に増えるのと、1億個から2億個になるのとでは全然違いますよね。それに伴って、体から奪われる栄養素(ブドウ糖や蛋白質)も格段に増えていきますので、急速に体が衰えてきます。

体力が衰えると、とてもがんには太刀打ち出来ませんし、栄養状態が悪いと合併症を起こしやすくなり、さらにガンの浸潤転移も起こしやすくなります。

体が治療に耐えられなくなり、治療自体が行えなくなることもあり得ます・・・。

これらと抗がん剤の副作用を天秤にかけ、メリットが大きいと判断された場合は、抗がん剤治療を行ったほうがいいと思われます。

1億個から2億個に増えたがん細胞が、体から奪っていくエネルギーは、それはそれは凄まじいものだと思います。あっという間にやせ細っていきます。

身近にガンで亡くなった方がいらっしゃるのであれば、「終末期で急激に痩せていく様(さま)」を目のあたりにしているはずです。「ガン悪疫質」と言いますが、あの状態だけは絶対に避けねばなりません。

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