「アレルギー体質の人はガンになりやすい」と主張している人の意見

森下自然医学で有名な森下敬一さんは、「アレルギー体質はガン体質である」とおっしゃっています。

ガンを克服するには、三大療法よりも食事や生活習慣の改善が重要だとおっしゃっている医師達の間でも、アレルギーとガンの関係に対しては見解が違うことが非常に興味深いですね。

ただ、両者が言っていることは殆ど同じです。

アレルギー体質は「炎症」を起こしやすい体質である・・・。

ここまでは同じなんですね。

ただ、その次が違う。

「アレルギー体質の人はガンになりにくい」と主張している人達は、免疫力が強いからガンになりにくい、と言っていますが、

「アレルギー体質の人はガンになりやすい」と主張している人達は、免疫が過剰反応してるから炎症を起こしやすく、発ガンしやすい、と言っています。

つまり、「炎症」を起こしやすい体質だから細胞を傷つけやすい、細胞の修復と回復を重ねていくにつれて細胞分裂の異常が起こりやすくなるから、「(結果的に)ガン細胞が生まれやすくなる」ということです。

なるほど・・・。たしかにガン細胞は傷ついた細胞が不完全に修復した際に、DNAに異常を伴うことで発生するらしいので、普通の人よりたくさん「炎症」を起こすならば、それだけ細胞の修復ミス&コピーエラーが起こる可能性も高くなりますよね。

ただ、私が調べた限りでは「アレルギー体質の人はガンになりやすい」という結論に至った論文を見つけることが出来なかったので、今のところは「アレルギー体質の人はガンになりにくい」という意見の方に科学的根拠がありそうです。

ただ、「炎症を起こしやすい=ガン細胞が生まれやすい」という論理は正しいと私は考えています。

と言いますのも、アレルギー体質ではないけど、最近食道がんを患った歌手の桑田慶介さん。あの方は歌うことが仕事ですから何度も何度も声門を痛めつけ、同じ部分に炎症と修復を繰り返してがん細胞を作ってしまったんじゃないか?というふうにも考えることが出来るのです。

食道がんの原因の1つに、「熱いものを食べることで喉を傷つける」というのがありますが、熱いものが好きな人が何度も何度も喉を傷つけていくうちに、修復ミスを起こした細胞が喉に出来るのと同じ原理だと私は思うんですね。

「涓滴(けんてき)岩を穿(うが)つ 」という諺(ことわざ)がありますが、わずかな炎症でも、同じ場所で何度も繰り返されれば、そこにという穴を穿(うが)つ事が出来るのでしょうね。

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