前回の記事の続きです。記事を書き終えたあと、ソッコーで準備して病院に向かいました。
その時は確か8時を回っていたのですが、8時半にO先生の診察なので、ギリギリです。少し母が怒っていました。(^^;
「まぁ、車で5分もかからない場所だから、間に合うっしょー、 (^ー^)」とタカをくくっていたのですが、ラッシュアワーだってことをすっかり忘れてました。(汗)
たぶん家から2kmくらいしかないのに、15分くらいかかってしまいましたね。
まぁ駐車場に着いたときが8時20分なのでギリギリセーフかなぁと思っていました。
父は早起きなので既に起きているでしょうが、また苦しそうにしていないか心配しながら病院の入り口に向かいました。
処置室に行き、父のベットに行くと、少し眠そうな父がいました。
私:「おはよう。今日も眠れなかったの?」
父:「むしろ寝過ぎてまだ頭がボーっとしてるよ(笑)」
言葉に余裕があるので体調は良さそうです。昨日私が病院から帰ったときは19時を過ぎていましたが、20時にはもう寝たようです。
処置室なので他の患者さんもいますし、看護婦や医者が何かやってる物音で起こされることもあったようなのですが、それ以外はずーっと寝っぱなし・・。今日は6時半に起きたらしいです。
しばらく話をしていると看護婦が入ってきました。どうやら尿を捨てにきたようです。昨日も教えてもらったのですが、もう一回教えてもらいました。父も自分で出来るようにしないといけないので、真剣に聞いていました。
今日は昨日ほどは溜まってはいなかったですね。袋の半分より少し少ないくらいでしょうか。
またしばらくすると、男性の医師がやってきました。
この人も苗字がOなので、「O’先生」とします。(笑)
O’先生:「新里さん、調子はどうですか?」
父:「おかげ様で良くなっています。」
O’先生:「おたくは、ご家族の方ですか?」
私:「はい」
O’先生:「すみません、本日はO先生に診てもらえると聞いているでしょうが、今日はO先生はあいにく休みなんです。ですから、M先生に頼まれて本日は私が診ることになりました」
私:「(え~、マジか・・。)そうなんですか、よろしくお願いします。で、父の容態はどうなんでしょうか?みたところ元気そうですが・・・。」
O’先生:「えぇ、今はすっかり体調も回復されていますが、おそらくしばらくは管をつけていただくことになるんじゃないかなぁと思います。膀胱の張りはすぐには元に戻らないので、しばらくは負担をかけずに休ませておくのが大事ですし、新里さんの場合は前立腺が原因で尿道が圧迫されていますから、すぐにまた膀胱がパンパンになる危険性がありますしね。そのせいで腎臓も悪くしてしまうと取り返しがつきませんので・・・。」
私:「そうですか・・・。」
O’先生:「はい、尿道からの菌の感染の危険もありますので、しばらくは安静にしておいたほうがいいでしょう」
私:「えっ?M先生の話では、ウォーキングやゴルフも出来るということだったのですが・・・。」
O’先生:「しばらくの話です。最終的には主治医であるO先生が決めますが、一般的な話をすれば、管を入れて数日の間に【発熱】【寒気】【だるさ】などの感染の疑いを示すことが多いので、しばらくは様子を見たほうがいいということです」
私:「なるほど、よく分かりました。ありがとうございます。」
O’先生:「で、新里さん。生検は管を入れたままでもOKなので、おそらく予定通りに行われると思うのですが、それまでにO先生の診察を1回受けたほうが良いでしょう。出来れば早いほうがいいですが、いつになさいますか?」
私:「(その日が今日だったんだが・・・。)父さん、早いほうがいいよね?明日はO先生はいらっしゃいますか?」
O’先生:「はい、明日は出勤しますよ^^」
私:「(ほんとにいるのかなぁ~?)じゃあ、明日でお願いします。それでいいよね?お父さん」
父:「うん」
O’先生:「分かりました。時間は、9時半でよろしいですか?」
私:「どうする?」
父:「その時間で大丈夫ですよ。お願いします。」
O’先生:「分かりました。で、今日はお薬を出しておきましょうね。2種類あります。
尿道の筋肉や前立腺の緊張を緩めて、尿の出を調整する薬と、前立腺の肥大や腫れ、炎症を抑える薬です。」
私:「(そんないいもんがあるのか!? そう、それだよ)ありがとうございます。」
ん~、この薬をもうちょっと前から飲んでおけば、腎炎や膀胱炎にならずに済んだかもなぁ・・・。ほんとに、、何回も書いているようですが、症状がまだ弱いときに適切な処置をしておけば、苦しい治療を行う必要もありませんし、完治する可能性もかなり高いです。「早めに手を打っておく」ことがいかに大事かは、私自身が身をもって体験しました。
父は症状があっても家族にも医者にさえも何も言いません。
医者でもお手上げでしょ? こんな患者は・・・。(苦笑)
ですから、「どんな些細な事でも家族や医者に報告してよ!」と、耳にタコが出来るくらい言い聞かせることが大事だし、私達家族側も父のことをよく観察して、「あっ、今は調子が悪いな・・。」と、すぐに気づけるようにならないといけないと思います。
色んなクセを見抜くのも大事かもしれませんね。
父の場合、状況が改善してからでないと、「本当のこと」を言わないんですよね。ほんと、タチ悪いですよね・・・。(汗)
今日なんかも会計が終わって病院を出るときに、父が言ったんです。
父:「悟、やっぱり全然違うよ^^ 体が全然軽いし全身に力がみなぎってるようだよ。
昨日までは足が重かったし、ウォーキングの途中で気を失って倒れそうになって友達に心配されたけど、今だったら1時間以上は歩けるね!体のあちこちが腫れてたんだけど、それも全部なくなったよ^^」
またですよ、また・・・。全然私の知らない話がたくさん飛び出してきました。(; ̄ー ̄A アセアセ・・・
体が絶好調になったら調子にのって我慢してたことを全部言っちゃいますからね。
もう80歳ですからこの性格は治らないと思います。(汗)一応「どんなことでもいいからちゃんと言ってね!」と言うには言いますが、それを当てにするのは危険だと思いました。上のような話を聞くとなおさらです。
まさか、倒れる寸前だったとは・・・。そりゃー、いくら父でも自分から病院に行こうと言いますよね・・・。
腎臓の大切さ
それにしても、「腎臓って大切だな(°o°;;」って実感しましたね。腎臓って血液をろ過する器官ですから、いわば「代謝の要」です。
父の場合、尿が上手く排出されない状態でしたから代謝しようがありません。
このまま腎臓に負担をかけるばかりだと腎機能が衰えてきます。実際血液検査の数値を見ると腎臓の炎症レベルが上がっていました。
しかし、不幸中の幸いなのが、腎不全のような「不可逆的な腎機能の低下」のような状況にまではならなかったので、陰茎に管を入れて人工的に膀胱に溜まっている尿を排出した途端、腎臓は血液を含む体中の水分の代謝を加速させたのだと思います。
父の言う「体のあちこちが腫れていた」というのは、おそらく「浮腫み」でしょうね。
炎症的な腫れであれば、溜まっていた尿を排出したくらいでは治らないと思います。腎臓の負担がとれ、活発に代謝を行い始めたから、一晩ほどでなくなったのだと思います。
乳酸などの疲労物質や老廃物が腎臓を通して排出されなくなり、ずーっと血液の中を循環していたものが排出されるようになれば、当然全身に力が漲ってきます。おそらく、約2kgくらいの尿を排出した以上の効果があったと思います。
そう考えると、管をつけたままのほうが正常に代謝が行われるので、食事療法の効果も出やすいような気がするんですよね。
栄養代謝が正常に戻り、前立腺の大きさが尿道を圧迫しなくなるほど小さくなれば、その時に管を外せばいいと素人考えでは思うのですが、それは明日のO先生の診察で意見を伺うとしましょう。
とにかく、今回は腎臓の偉大さを思い知ることになりました。少なくとも今回の件で父の腎臓は多少ダメージを受けているでしょうから、しばらくは腎臓を休ませて上げたほうがいいと思ってます。
また、野菜ジュースをたくさん飲むと、カリウムの過剰摂取で腎臓に負担をかけます。
ゲルソン療法も腎臓の悪い人が行うことを禁じていますから、血液検査を見て、腎機能がしっかり元に戻ったと判断されるまでは野菜ジュースを控えたいと思っています。
おそらく明日も血液検査をすると思うので、その数値を見てから判断したいと思います。
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