いよいよ大腸がん手術当日

大腸がんの手術中

手術前日はぐっすり眠りました。

先日から絶飲食でお腹が減って仕方がなかったんですが、きっと健康な証拠でしょう(ガンですけど)。

朝の8時半からの手術なので、おそらく本日1発目。

医者も疲れが溜まっていない状態で手術に臨めるんじゃないでしょうか。

両親は7時くらいに来ていました。

看護師から麻酔医のかたが何か説明しにくるとおっしゃっていましたが、まだ来ない。

そんなこんなしていたら、もう手術の時間が来ていました。

意外と冷静。まったくドキドキも緊張もしませんでした。

看護師が来て、両親と共に手術室に案内されました。

手術室は2階。入り口で両親とはお別れです。

心配そうに母が見てたので、「大丈夫だよ」の意味で握手をしました。

中に入ると、たくさんの看護師のかた(みんな若い、ほとんど20代前半じゃないだろうか)と、2~3名の患者さんがいらっしゃった。これから私と同じように手術を受けるのでしょう。

私が手術室の部屋をくぐった時、ちょうど一人の患者さんが手術室に入る時でした。

ベッドに横たわっている患者さんがオペ室に運ばれていく・・・。

看護師:「じゃあ、Aさん頑張ってきましょうか。」

非常に元気な明るい声だ。

今から手術をするような緊迫感が全くない、患者に安心感を与える力強い声です。。

(やっぱプロですな・・・。)

マスクをしていてよく顔が分からなかったが、明らかに20代前半の若い人ばかりだ。でも、その明るい声に安心させられました。

椅子に座らされ、2~3分ほど待っていると、看護師に声を掛けらる。

看護師:「では、お名前を教えてもらえますか?」

私:「はい、新里です。」

看護師:「新里さんは、どのような手術を受けるのでしょうか?」

私は自分の手術について、看護師さんに返答した。

おそらく手術同意の為の、最終手続きみたいなものだろうか。

そのあとにいくつか質問をされ、受け答えをし、いよいよというか、ベッドに寝かされました。

看護師:「では、頑張りましょうか^^」

私:「はい、よろしくです。」

そのままオペ室へ運ばれる。

自分のベッドの周りに数人の男女の看護師や麻酔医がいるが、どの方が麻酔医なのか看護師なのか分からなかった。

しばらくすると、O先生が入ってきた。

O先生:「準備万端だよ。頑張ろうね」

私:「はい、よろしくお願いします。」

いつもはニヤニヤして余裕たっぷりであまり真剣さが感じられない(?)O先生が真面目な表情でした。

が、力強い言葉を頂いたので、全く不安はありませんでした。

麻酔医A:「新里さん~、今から手術後の痛みを軽減する痛み止めを入れますからね。背中から入れますので左側に向いて下さいね~」

私:「はいはい、それにしても、皆さんみんな若いですね~、私も20代だけど皆さん全員私より若くないですか~?」

(なんでそんな事聞いたんだろーな 笑)

はい、ニヤニヤして軽く流されました。

麻酔医A:「背中の痛み止めの為の、麻酔を打ちますね~」

私:「なるほど、痛み止めの為の痛み止めを打つわけですね?」

麻酔医A:「そうですね~笑」

背中に注射を打たれたが、全く痛みはありませんでした。

それから仰向けに寝かせられました。

今度はベテランそうな、若い男の方が真上から顔を覗かせてきました。

麻酔医B:「新里さん、では左手から全身麻酔をいれましょうね。」

私:「(いよいよか・・・。)はい」

すぐに意識が遠のいてきた。

麻酔医B:「新里さん、数を数えましょうか」

私:「いや、無理ですね。もうやば…、」

で、意識はなくなりました(苦笑)。

私は全身麻酔は2回目なんですけど、この感じはどう表現すればいいんでしょうか。

急速に酔いがまわってくる感じですね。

大腸手術は無事成功!

意識が目覚めると、左上にO先生が見えました。

O先生:「手術は成功したからね~、もう安心だよ。」

・・・。意識が朦朧としていました。

病室に運ばれているところなのか、ベッドがガタゴトしていて景色も動いていました。

今度は両親が左上に見えました。

早く安心させたいので「大丈夫!」の意味で左腕を上げたと思うんですが、実際出来たかどうかは分かりません。

私はHCUに運ばれました。

ICU(集中治療室)よりは症状が軽い患者、手術直後の患者の経過を観察する場所らしい。

ICUは2~3年前に叔父のお見舞いでICU室に見舞いに入ったり、待合室で泊まったりしていたのでどういう部屋かはよく分かっていました。

電気はつけっぱなし、お隣の患者さんのうなり声や看護師さんの部屋と一緒なので声が聞こえてくる。さらに機械音がうるさい・・・。正直患者さんは休めないんじゃないだろうか・・・。

でも手術直後の患者の経過観察、症状が重い患者さんを診るにはそのような体制が必要なんでしょうね。

後から親に聞いた話によると、私をHCUに移した後、O先生から切り取った私の大腸を診せられながら色々説明を受けたらしい。

  • 術前の検査通りで肝臓や肺などのほかの臓器には転移は見られなかった。
  • 大腸は、腫瘍(ガン)を含む、周辺のリンパ節を切除した。
  • リンパ節への転移は今の段階では分からない。後の病理組織診断で明らかになるが、時間がかかる → 後に4つのリンパ節転移が発覚。

手術前に様々なガン闘病ブログを見ていたから分かっていましたけど、やはり全身寒かった(≧□≦)。

体を冷やしながら手術をするんでしょうかね。

横たわっている自分の体を色々観察してみる。

暖房入りの布団をかぶせてもらっているので、しばらくすると温まってきた。

足には血栓が出来るのを防ぐ為のマッサージ器がつけられていた。

左手には抗生物質の点滴。

右手には多分30分くらいに1回、自動的に血圧を測る測定器らしきものがつけられている。

鼻には酸素を送る呼吸器。

布団をめくっておそるおそる傷口周辺を見る。

テープが貼っているのでよく分からなかったが、へその上から急所の近くまで20センチくらい、腹を切開したみたいだ。

(きっと麻酔で眠った直後に毛を剃ったんだな・・・。(^^;)

手術後に腸から何か漏れていないかを確かめる為の管(ドレーン)を腹に入れるのが一般的だと手術の説明書には書かれていましたが、私の場合はそれはありませんでした。

もしかしてストーマ(人工肛門)とかになっていないかと心配していたが、それもありませんでした。

「S状結腸ガンなので人工肛門の必要はない」旨の説明は受けていましたが、手術は患者の容態によって術式が変わる場合もありますし、直腸にかなり近い部分に腫瘍があったので、「もしかしたら・・・、」という思いもあって心配でした。

後は、尿に管が入れてありました。

(とるとき痛そうだな~ (´Д`) )

ひととおり自分の体を見て、聞かされていたことよりひどい状況ではなかったので一安心しました。

自分の状況を見渡して安心した時には、もう麻酔は切れていましので、かなり痛みがありました。

HCUは電気のつけっぱなしで眠れないな~とか思っていたんですけど、明かりのせいではなく、痛みがひどくて眠れませんでした。

看護師の方に痛み止めを打ってもらいましたが、今度はこの痛み止めが効き過ぎて頭がボ~っとしてきました。

でもこれでゆっくり眠れるので逆に好都合でした。

と思ってたら、定期的に看護師さんがくるので、その度に起こされました(^^;。

そんなこんなで寝不足気味になりながらも、手術の日は無事に過ぎていきました。

ほぼ予定通りに進んだらしいので、あとはじっくり回復を待つのみです。

ただ、二日目が痛みのピークでしたね(^^;

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コメント

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