肉を制限すると、むしろガンになりやすくなる

ガン患者こそ、動物性タンパク質が重要

さて、前回までの話「タンパク質の重要性」や、肉を食べたからって、ガンの増殖には一切関係がないことが分かって頂いたと思います。

ガンの増殖に関係するのは「ガンの活性度」であり、ガン治療において大切なのは、「ガンを殺すことではなく、ガンの活性度(勢い)を抑えること」にあると言いました。

「ガンの活性度を抑える為の3つの方法」も、前回で解説させていただきました。つまり前回までの話で、肉の無実が証明されたことになります。

肉の弁護士である私としては、これでひと仕事終わったのですが、無実が証明されたとはいえ、まだまだ正当な審判を受けたとは言い難いので、控訴して慰謝料を請求したいと思います。

肉食は、ガンに対して有害どころか有益である・・・。

「タンパク質欠乏が、ガンに与える影響」という記事で紹介させていただいた分子栄養整合医学の専門家である溝口さんによると、「肉を食べないと、むしろガンになりやすくなる」と主張しています。

大阪で行われた長期間の追跡調査によれば、「コレステロールが不足すると、ガンになりやすくなる」ことが分かったそうです。

コレステロールというのは、肉に含まれる動物性脂肪を原料にして作られますから、肉を制限すればガンになりやすくなるっていうロジックが成り立つわけです。以下が問題の追跡調査です。

大阪の八尾市で行われた、40~69歳の12000人以上の約9年間に渡る追跡調査の結果で、血液中のコレステロールの量が低ければ低いほど、ガンで亡くなる確率が高い、ということが指摘されています。

また、2001年に行われた「日本脂質介入試験」による、全国52421人の調査結果でも、コレステロールが低いほどガンによる死亡率が上がることが示されています。

このような結果に懐疑的な研究者は、「調査が始まったとき、低コレステロールの人達の中に、既にガンが存在していた人達が含まれていたのではないか」という反論をします。

しかし、調査を始めてから5年以内に亡くなった方々を除外して統計分析しても、コレステロールが低いほどガンによる死亡率が高かったことが確認されています。

低コレステロールによってガン死亡率が高まることが、このように認められているのです。

また、ガンだけでなくその他の疾患を含めた総死亡率で見ても、「コレステロールが低いと死亡率が上がる」という結果になりました。

このことは、ヘルシンキで行われた15年間の追跡調査の結果と一致するものであり、現在LDLコレステロール=悪玉コレステロール理論は見直されてきています。

(出典:溝口徹『がんになったら肉を食べなさい (PHPサイエンス・ワールド新書)』PHPサイエンスワールド新書、2011.7.29発行、62頁~63頁より引用)

今後、コレステロールに対する評価が見直されるかもしれませんね。摂り過ぎると血管を詰まらす怖いものですが、不足するとガンになりやすくなり、精神疾患にもなりやすくなります。(参考 → 低コレステロールと精神症状

溝口さんが言うには、

「肉(動物性タンパク質)を控えるような食事療法でガンが治るという真実は、タンパク質うんぬんよりも、肉を控えたことで、食事全体の脂肪酸のバランスを改善したことが大きい

らしいです。

つまり、「脂肪酸のアンバランスが、ガンを引き起こしている」という意見です。ガンの食事療法について注意すべきは、タンパク質より脂肪酸のほうなのです。

ということで、次回は「脂肪酸の話」になります。これはタンパク質以上に毛嫌いされる栄養素なのですが、これについても一般常識を覆す予定なのでお楽しみ下さいませ。

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コメント

  1. PAOPAO より:

    新里さんお返事ありがとうございます。
    やめろと言うのに私が仕事に行ってる間に、
    洗濯や買い物を普通にしてて、この人ほんと
    にガンなのかなと思うこともあります。
    (肛門が痛いのを無理して我慢している姿も
    見てるので、悲しくなりますが・・・)
    AWG治療や神経波磁力線治療、ホルミシスも
    体験させ直るのは難しくても、少しでも
    痛みの緩和になればと思い、新里さんも
    ご存知であれば、詳しくききたいなぁと
    コメントさせて頂きました。
    新里さんのブログを読んで、勇気をもらって
    います。ありがとうございます

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