50年後に日本人が消える理由

次世代を担う者

こんにちは、新里です。

「タンパク質の冤罪シリーズ」も、いよいよこの記事で最後となります。

最後まで読んでくれた方々がどれだけいらっしゃるのか分かりませんが、このシリーズの内容は、私が大腸がん手術後から様々な回り道をしながら辿り着いた「現時点での健康の結論」みたいなものです。

私がこの約2年間で分かったことは、「健康や病態改善の基本は、新陳代謝を高めること」でした。

特殊な病気を除き、ほとんどの慢性疾患においては新陳代謝を高めながら、良い材料(タンパク質など)を十分に補給することで治癒に向かっていきます。

薬を飲もうがサプリを飲もうがご飯を食べようが、結局やっていることは全て同じで、要は「新陳代謝している」というだけのことなのです。

新陳代謝を高めるには、基本的には2つです。
シリーズを通して説明してきたので概要だけ述べますが、1つ目は「タンパク質をはじめとした良質な栄養素を摂ること。」2つ目は「定期的に運動を行うこと」です。

栄養摂取は体の部品を作り、運動は体の部品を壊します。

「作る」「壊す」「作る」「壊す」・・・。

これがきちんと交互に行われるから健康が保たれるのです。しかし、

「作る」、「作る」、「作る」、「作る」・・・。

「壊す」、「壊す」、「壊す」、「壊す」、「壊す」・・・。

体内でこんなヘンテコな反応が起こっている、もしくは反応が停滞気味になっているのが疾患を抱えている人です。

「作る」「壊す」・・・。この2つの反応がリズミカルに、交互に行われるようにすることで、疾患が改善に向かっていくと思います。

前回の記事では「沖縄県民に生活習慣病が増えている原因」を探っていきましたが、その原因を一言で言ってしまうと、この2つのリズムが狂っていることに尽きるのです。

前回の記事の最後のほうでは、生活習慣病の2つの原因のうち、1つは「運動不足である」と言いました。つまり、「壊す」の部分がきちんと機能していないのですね。

では、もう1つの原因はなんでしょうか?これが今回の記事のメインの話になりますが、それは「作る」の部分がうまく機能していないことです。もっと言えば、

現代の10代から40代の働き盛りの若い人達、とりわけ小学校低学年生に、「作る」「壊す」などの新陳代謝機能に「遺伝的異常」を持っている方々が増えているのです。

生活習慣が原因で「作る」「壊す」が狂ったのではありません。生まれたときから狂っている人が増加しているのです。

その異常度が比較的軽めな人も多いので、30代や40代になって、はじめて気づく人が多いのです。

知的障害や発達障害は、本人や本人の親が気づかないまま大人になっていくこともあるんですか?それと、障害があるかどうかの調べ方は、病院で道具かなんかを使って検査して~~という物質が足りてないみたいに はっきりとわかるものなのか、それとも本人の行動や喋り方などを見て医者が判断するんですか? 高機能自閉症&ADHD持ちです。発...

ここからは、そのような遺伝的異常を持つ人が増えている原因について解説します。これが(私の考える)生活習慣病が増えている2つ目の原因です。

コメント

  1. あれるげん より:

    はじめまして。とても勉強になります。

    私はアトピー克服経験があります。アトピー克服においても食事がなにより大切でした。特にたんぱく質の摂り方と脂質の摂り方が重要というのはアトピーにおいても全く変わりません。私がアトピー克服において多くを学ばせて頂いた脂質栄養学の奥山治美先生は、脂質の摂り方の悪影響も遺伝するとおっしゃっています。

    人生は何を食べてきたかで決まると言いきっていいと思います。でもこれは食で痛い目に合わないとなかなか分からないです。そして個人どころか集団の質も歴史も何を食べてきたかで決まってしまう。何を食べるかって問題は恐ろしいほどに奥深いテーマだと思います。

    • s___shin より:

      あれるげん様、コメントありがとうございます。

      仰るとおりだと思います。「脂質の摂り方の悪影響も遺伝する」という話も、胎児プログラミング説と似ていますね。つまり、「親が何を食べてきたかで、子供の脂質の代謝に影響を及ぼす」というところでしょうか。

      また、これは推測レベルの話なので記事では紹介しなかったのですが、母親の栄養状態は孫の代にまで影響を及ぼす可能性があるそうです。(それを科学的に立証するにはあまりにも複雑過ぎて不可能かもしれませんが・・・。)

      あれるげん様が仰るように、「何を食べるのか」は奥深いテーマですね。

      一番間違いが少ない食事は、「その土地のものを食べる」ことだと思うのですが、中々そればっかりは難しいのが現状です。どこかの記事で書いたような気がしますが、「自分の感覚を磨く」しかないと思います。

      どういうことかと言いますと、私はずーっとガンの食事療法を続けているおかげなのか、食べたものが「体に良いもの」か「体に悪いもの」かが感覚的に分かるようになってきました。

      何故そうなったのか分かりませんが、すぐに体調に現れてくるようになりました。不思議なんですが、同じレストランで同じメニューを頼んでも、満足感が味わえる時と、(食べた後に)少し気分が悪くなる場合があるんですね。おそらく「体に良い食生活」を続けていくと、(感覚的にですが)そういう風になってくるんだと思います。

      足りない栄養素は人によってそれぞれですし、体質も人によってそれぞれです。時と場合によっても(足りない栄養素は)また変わってきます。ですから究極的な話をすると、誰にとっても効く健康法や治療法を体系化することは事実上不可能なのです。

      それって結構当たり前の話ですし、言われてみれば誰でも納得出来る話だと思うのですが、同時に「あの治療法は効く」とか「あの食事療法は効かない」とか、ネットやツイッター上で頭の良い方や専門家の方々が喧々諤々とやってるわけです。私に言わせれば滑稽です。(苦笑)

      もちろん科学的根拠に基づいて、「最も確からしい治療法」を重視することは大切な姿勢です。ですが、「科学的事実」とか「統計」などは、しばしば人を思考停止に陥れます。

      以前私は医者と議論になったことがあります。その時に統計データや論文等を出してきて自分の意見を主張したことがあります。でもあとになって調べてみると、私の意見は間違っていたことが分かりました。

      しかし、医者は私に反論しませんでした。私の意見が間違っていたにも関わらずです。(後日、「私の考えが間違ってました」と言いましたが)

      おそらくですが、医者は(医者に限らず「いわゆる専門家」一般ですが)統計や論文がでてるというだけで思考停止に陥るのでしょう。何の疑問も持たず、「あぁ、論文まであるんだから正しいに違いない・・・。」と、そこで考えがストップするのでしょう。水戸黄門の紋所をかざされたようなもんです。

      所詮専門家なんてそんなもんです。「私のような一般人より、専門家のほうが情報の更新が遅れている」なんてことは、情報に簡単にアクセス出来るようになった世の中においてはざらにあるのです。

      ごめんなさい、コメントを書いているうちに「あれ?あれるげんさん何を言ってたんだっけ?」と、ふと我に返りましたが、(笑)

      >何を食べるかって問題は恐ろしいほどに奥深いテーマだと思います。

      これについてですが、おそらくこれはどこまで科学(医学)が進んでも永遠に分からないもので、個人個人で答えを作っていくものだと私は思っています。

      ですので、医者に意見を聞くのはいいのですが、「答え」を求めてはダメなんです。その医者は、もしかしたら情報の更新が遅れている可能性もあるのですから(苦笑)

      70億人の人間がいれば70億通りの答えがあるはずであり、だからこそ「自分の感覚を磨くことが大切だ」と過去の記事で何度も主張しています。

      その為に必要なことは2つくらいあると私は思っていて、1つは「自分の感覚を信じること」と「常識を疑うこと」です。

      この記事や他の記事を読んでくれた人なら分かると思いますが、「常識を疑え」とか言っているこんな私でも、記事中でしょっちゅう統計データや論文などを引用してます。(笑)それらが大切なのは疑いのないことだからです。

      私より賢い方々が長い年月をかけて調べ上げたものを「参考にしない」というのはただの怠慢ですよね。

      ただし、それを水戸黄門の紋所の如くに信じきって思考停止に陥ってしまうと、「危ないですよ」と言うのが私の意見です。

      その為には、科学的事実と同じくらい「自分の感覚を信頼すること」が非常に大切だと思います。

      ですから、あれるげんさんの考え方に蛇足ながら付け加えさせていただくと、

      「人生は、【食べたもの】と【どれだけ自分の感覚を信じられるか】で決まる」

      と思っています。

      これについては考えれば考えるのほどキリがないので「あまり考えないほうがいいんじゃないか?」という気もするのですが、(笑)まぁ、「思考停止」よりはマシだと思います。

      変な締めですみません。 また遊びに来て下さいませ。m(_ _)m

      新里

    • あれるげん より:

      リコメント有難うございます。思うことを少し。しつこくて申し訳ありません。

      >「人生は食べたものとどれだけ自分の感覚を信じられるかで決まる」

      自分もそう思います。我々は自分の舌や食後感がもたらす情報を軽視し過ぎている。舌は味わうためにあるのではなく、食べてもよいものかを判別するために本来はあったはずだし、原始時代の人々は食を恐る恐る食べ、食べた後も果たして食べてよかったのか食後の感覚に丁寧に耳を傾けていたはずです。食文化が確立してしまった今では、先人が食べてきたものを疑いもなく食べてよいものとして摂取していますけど、ちょっと思考停止が過ぎるんじゃないかと思います。

      ただ、感覚も万能ではなくて、アトピーの経験でいうと、遅発型アレルギーと言われるように原因食材を摂取して3日から7日ぐらい経過してはじめて影響が肌に現れるなんて場合があるので、感覚という情報だけでは誤りを犯してしまうことも多々あります。

      だからこそ、新里様がおっしゃるように科学的事実と感覚をうまく組み合わせて、トライアンドエラーを繰り返す中で、自分にあった食事法を独自に発見していくしかないんだと思います。近代科学は複雑で分かりにくい世界から重要なものを抽象して分かりやすくするという学問姿勢をとりますから、どうしても個々の細かい事実は捨象してしまいます。でもそれは細かいディティールを軽視していいということではないはずです。あくまで分かりやすくするために泣く泣く捨てているのだということを忘れるべきではない。自分の感覚を信じるというのは、科学で大枠をつかんだ後に、捨象した細かい部分をもう一度拾い直す作業のような気がします。

      拾うべき事実は人それぞれ。だからこそ自由って大事なんじゃないかなと思ったりしています。

    • s___shin より:

      あれるげん様、コメントありがとうございます。

      >自分の感覚を信じるというのは、科学で大枠をつかんだ後に、捨象した細かい部分をもう一度拾い直す作業のような気がします。

      これは名言だと思います。勉強になりました。^^

      また、仰るとおり感覚は万能ではないですね。些細な事で簡単に狂ってしまうものだと思います。

      以前は限りなく無塩に近い食事をしていたので、レストランに行くと恐ろしく味が濃くて、たくさん食べることが出来なくなっていました。

      しかし、今では外食もよくするので塩分過多な食事をしても、別になんともなくなりました。これは明らかに私の味の感覚が狂い始めている証拠だと思います。

      塩などの調味料があまりにも強過ぎると、食材本来の味に気づくことが出来なくなるので、あれるげんさんの仰るように「食後の感覚に丁寧に耳を傾ける能力」を失っていくかもしれません。今後気をつけたいと思います。

      >科学的事実と感覚をうまく組み合わせて、トライアンドエラーを繰り返す中で、自分にあった食事法を独自に発見していくしかないんだと思います。

      仰るとおり、「科学的事実」と「感覚」のバランスが重要だと思います。

      科学ばっかりになってしまうと、数字で示されたものしか信じることが出来ないので可能性が狭くなってしまいますし、「感覚」ばっかりになってしまうと、先ほど書いたように「感覚」は簡単に狂うものですから同じく可能性が狭くなってしまう・・・。

      前者に偏りがちなのが医者や専門家であり、後者に偏りがちなのが宗教家だと私は思います。「科学的事実」と「感覚」、「論理」と「直感」のバランスをとりながら、どちらも高いレベルを維持して生きていきたいものですね。

      それがガンやアトピーを治す秘訣であり、ひいては幸せに生きていく秘訣であると思います。非常に示唆に富むコメントをありがとうございました。何回か読み返したいくらいです。^^

      新里

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