茶人の平均寿命は、当時生きていた時代の平均寿命の2倍から3倍長生きしている

しかし、お茶の歴史を調べてみると、昔の茶人は、茶葉を丸ごと飲んでいたことが分かりました。「日本の茶祖」と呼ばれている栄西善師は、鎌倉時代の方ですが、その当時の平均寿命が25歳くらいだったにもかかわらず、74歳まで長生きしました。

また、その次の世代の有名な茶人である村田珠光(室町時代)は、80歳まで長生きしています。その他の茶人も、当時生きていた時代の平均寿命の2倍から3倍ほど長生きしていました。

ただ、茶人って私の勝手なイメージなんですが、高貴で裕福な人しかなれないという印象があるんですよね。(※大昔の人の話です)おそらく一般庶民と茶人では、栄養状態に雲泥の差があったんじゃないか?と思うんです。

それに加えて、当時の人々の平均寿命が低いのは、食糧事情と医療が発達していないのに加えて、侍の決闘や戦(いくさ)が多かった時代ですので、戦に行く必要のない裕福で位(くらい)の高い人達と比べて2倍以上も平均寿命が違うのも、なんとなく頷けます。

戦前と戦後で日本人の平均寿命が圧倒的に延びたのも同じ理屈です。
つまり、食糧事情と医療技術が大幅に改善され、戦後から今まで一度も戦争がないので、わずかの間に数十年も寿命が延びたのです。

お茶に健康効果はあるのでしょうが、「お茶を毎日飲むと、平均寿命が2倍変わる」ほどの効果はあり得ませんので、お茶に過剰に期待するのは危険だと思います。

ただ、「お茶を普通に飲むよりも、茶葉ごと頂くほうが健康効果が高い」ことは正しいと思うんですよね。というのも、茶葉にはお茶として普通に飲む抽出液には含まれていない栄養素(つまり、茶葉のなかに留まっている栄養素)があるからです。

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