米に関しては、「無農薬&無化学肥料栽培」でも、おそらく安全

3点目の「安全性」についてですが、「農薬のリスクと、植物自身が作る【天然の農薬】のリスクのどちらが大きいか?」を厳密に比較した実験がないので、無農薬栽培と慣行栽培のどちらが安全なのかは、よく分かっていません。

でも色々と調べた感じでは、天然の農薬のリスクのほうが大きいような気がします。(※農薬単体で使用したときの話です。)というのも、50年前ならいざ知らず、現在使われている農薬の安全性はケタ違いに向上しているからです。

農薬(国が認可している市販農薬)を登録する際に数年かけて行なわれる安全試験では、発ガン性があったり変異原性(発がん性に関連する性質)が陽性である物質は、農薬として認可されません。

今のところ「天然の農薬」には発がん性は認められていませんが、アレルゲン(アレルギーの原因になる物質)が含まれていることは確認されています。

農薬なしだと、天敵に対して丸腰で闘わなければいけないので、無農薬栽培を続けると、「天然の農薬を作る能力」が遺伝的に発達してくるでしょうから、より危険ということになります。

特に筑後久保農園の稲は、30年以上も無農薬&無化学肥料(2007年からは完全無肥料)で育てられていますから、恐ろしく強いです。慣行栽培で育てられた稲とは比較にならないくらい強いと思います。

温室育ちの日本人と、貧困と飢えから這い上がる為に標高数千メートルの高地で毎日数十キロ走るエチオピアのランナーくらい体の強さが違うでしょう。

筑後久保農園の稲は、今では病気に全く罹らず、虫にも食われなくなり、台風が来ても一度も倒れたことがないそうです。それだけに「天然の農薬」の質も量も、慣行栽培のやつとはレベルが違うでしょう。お仲間である「発芽抑制因子(アブシジン酸)」もたっぷり作られていると思います。(^^;

ただ、他の農作物なら分かりませんが、米に関しては「天然の農薬」の害の心配はほとんどないと私は考えています。

というのも、「天然の農薬」と言ったって、所詮はホルモンですから、熱で化学構造が変化するわけです。

米は炊飯器で100℃を超える高温で炊飯しますし、圧力鍋だと気圧がかかる分、120℃を超える温度で一定時間調理することになります。

「天然の農薬がどれくらいの高温で変性し、その性質を失うのか」は、散々調べたんだけど遂に分かりませんでした。しかし、100℃以上の熱を一定時間浴びて変性が起こらないというのはちょっと考えにくいので、おそらく大丈夫かと・・・。

なにしろ私がアレルギー体質ですからね。その私が3年間食べ続けてなんともないですから、おそらく大丈夫です。(米アレルギーではないから関係ないかも 苦笑)

ただ、野菜や果物に関しては、お米ほどの高温で調理することはないと思うので、アレルギー体質の方は、無農薬で作られた野菜や果物を、あまり召し上がらないほうがいいかもしれません。

私も近所に無農薬野菜&果物を売っている市場があるので、それらをよく買ってジュースにしていたのですが、このことを知ってからは、お米以外は慣行栽培で作られたものを買うようにしています。(※アレルギー体質でなければ、特に気にする必要はないと思います)

結論は・・・、

さて、無農薬&無肥料栽培において考えられるデメリットを3つほど挙げましたが、筑後久保農園さんの玄米は全てクリアしていることが分かってもらえたかと思います。

  • 新潟産コシヒカリの最高峰に匹敵するレベルの美味しさだし、
  • (栄養価が本当に高いかどうかは分からないが)「発芽率ほぼ100%」だから、栄養素が非常に吸収されやすいし、
  • 「天然の農薬」も、おそらく熱で変性するので安全性も高い。

「美味しさ」「(実質の)栄養価の高さ」「安全性」・・・。ほとんどの方が重要視するポイントはこの3つでしょうが、私がこの玄米に魅力を感じた部分は他に2つあります。

1つ目は(何度も書いているように)「驚異の発芽率の高さ」です。
発芽しない玄米だとせっかく豊富に含まれている栄養素がムダになり、消化にも悪く、なにより「発芽抑制因子(アブシジン酸)」の毒性が消せません。

発芽しない玄米はただの毒・・・。

発芽率が50%を切るような玄米は、食用としての価値はありません。
この玄米シリーズを読んでくれたあなたには、是非とも過ちを犯さずに、発芽率の高い玄米を食べてほしいと思っています。

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