玄米由来の抗がん剤が開発されなかった理由

RBFにしろRBAにしろ、これほどの抗がん活性のある物質が、未だに医薬品にならない理由がよく分かりません。特にRBFに関しては、今までにないアプローチで抗がん作用を発揮しますし、しかも副作用がないときてます。

正常細胞だろうがガン細胞だろうが「みんなまとめて皆殺し」みたいな(苦笑)従来の抗がん剤よりよっぽどいいような気がするし、「何故医薬品にならないんだろう?(´・ω・`)」と気になって調べてみたんですが、どうやら玄米由来の抗がん剤を実際に開発しようとはしていたようです。

バリバリ国際特許もとって、ヒトに対する臨床試験も行わなきゃいけないということで、伊藤さんはいくつかの民間企業(サッポロビールとダイセル化学工業)にスポンサーになってもらい、琉球大学との産学連携で共同開発をしていたそうですが、新薬を認可する厚生労働省には「このような作用機序の抗がん剤は前例がないので、申請を認めることは出来ない」と言って却下されたそうです。

もちろんヒトに対して有効な効果が認められれば、厚労省も重い腰を上げて認可せざるを得なかったでしょうが、時期がバブル崩壊の頃と重なったこともあって、スポンサー企業がお金を捻出することが出来なくなってしまったようです。

臨床試験は数十億円規模の莫大なお金と、薬によっては十数年以上の試験期間が必要なので、結果を待たずして試験は中止となりました。

こうして「玄米成分による新抗がん剤」は幻に終わりました。

伊藤先生は非常に悔しい思いをしたでしょうが、それでも私達日本人に馴染みの深い食べ物に抗がん作用があることを科学的に証明したことは、非常に意義深いものであると私は思います。

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