玄米を発芽させると、ミネラル吸収効率が上がると共に、フィチン酸の持っている抗ガン効果もアップする

また、玄米を発芽させるとフィチンが分解され、ミネラルが体内で効率よく吸収されるようになりますが、同時にフィチンが本来持っている抗がん作用も強力になります。

イノシトールには、六ヶ所のリン酸基結合部位があります。したがって、イノシトールのリン酸化合物は、それに結合したリン酸基の数により名前がつけられています。

イノシトール一リン酸(IP1)、イノシトール二リン酸(IP2)、イノシトール三リン酸(IP3)、そしてIP4、IP5などです。

六個のリン酸基がすべて結合するとイノシトール六リン酸(IP6)と呼ばれ、ときに「InsP6」と表記されます。フィチン酸とも呼ばれています。

IP6はリン酸基が一つずつ外れることによってイノシトールになります。また逆に、イノシトールはリン酸基が再び結合することによってIP6に変換されます。

イノシトールとIP6は協同的に働きます。両者を組み合わせて用いたほうが、それぞれを単体で用いるよりも健康に寄与する効果が強力です。

後で詳しく述べますが、IP6にイノシトールを加えることにより、いっそう強力な「抗がん性カクテル」が出来上がります。

IP6に関して私の研究室で行われた数多くの先駆的な実験で、常に再現性をもって統計学的な有意差で、様々な臓器・組織のガンを抑制するという事実が示されました。

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そのなかには、大腸がん、乳がん、前立腺ガン、肝ガンなどが含まれています。

世界各国の科学者もこの事実を追試で確認し、正しいと認めつつあり、さらに研究に取り組む科学者も増えています。

(注:文字装飾は管理人による)

(出典:アブルカム・M・シャムスディン、坂本孝作訳『天然抗ガン物質IP6の驚異』講談社、2000.9.20発行、18頁~19頁より引用)

つまり、「フィチン酸」と「フィチン酸が分解したもの」が混合して存在していることが重要ということです。(因みにイノシトールとは、「フィチン酸が分解したものの一種」と思ってもらっていいです)

発芽玄米はまさにその状態でフィチン酸等が混在していますから、玄米よりも抗がん作用が強いと言えます。

ミネラル吸収率が上がり、フィチン酸の抗がん作用も高まる、さらにギャバ(γ-アミノ酪酸)が玄米の約3倍ほど含まれているとなれば、発芽玄米を食べない理由はないと思います。

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