最後に・・・。

これで4記事に渡ってお送りした玄米シリーズも、全て終了となりました。
玄米について私が知っていること、失敗談などを含む諸々の経験を全て書ききったと思います。

最後に、1つ言っておきたいことがあります。
玄米がどんなに栄養豊富でバランスが取れている食べ物だろうと、「完全食」ではありません。これだけ食べて全ての栄養素が賄えるほど、人間は単純ではないのです。

私が体調を崩したのは「玄米の正しい炊き方を知らず、発芽抑制因子(アブシジン酸)の毒にやられたこと」以外にも、もう1つあります。それは、「副食を疎かにしたこと」です。

私は玄米菜食(マクロビオティック)やゲルソン療法を厳格に実践していたので、5大栄養素のバランスが滅茶苦茶でした。

これらの食事療法が全て間違いであるとは言いません。
むしろ今でも同意できることのほうが多いくらいなのですが、それらの良いところを全て帳消しにするくらい最悪なデメリットがあるのです。それは、乳製品や動物性タンパク質の極端な制限です。

えっ? それらって、ガンの餌になるだから制限するんじゃないの?

という恐ろしい勘違いをしている方々がガン患者に多いのですが、(実は私もそうだったんですが 苦笑)それこそが症状を悪化させている原因なのです。これについてはいずれ別の記事で詳しく解説する予定ですので、しばらくお待ち下さいませ。

【私の実体験】ゲルソン療法、玄米菜食を厳格に実行したら、こうなった
【タンパク質の冤罪シリーズ第1話】ゲルソン療法を忠実に行ってきて感じた数々の体調不良を赤裸々に語っています。

私もなんやかんやと勉強してきましたが、結局最後に辿り着いたのは、「五大栄養素(とりわけ三大栄養素)をバランスよくしっかり摂る」ことが一番大切なことなんだと分かりました。
これがどんな食事療法や病気予防法にも勝ります。

これを肝に銘じて、日々の食事を楽しんで下さい。

偏食では決して健康になれませんし、偏食では「若さ」「強さ」、そして「美しさ」を保つことは出来ないのです。

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コメント

  1. ヤマヒト より:

    はじめまして。
    直腸がんを患って、抗がん剤で治療中のものです。このサイトでいろいろな有益な情報を発信していただきありがとうございます。早速、筑後久保農園さんの玄米を取り寄せて試してみようかと思っています。それで質問なんですが、筑後久保農園さんのホームページには、温水に浸水させる発芽方法は推奨されておらず、冷蔵庫で24時間浸水させる方法を取っているんですが、どのようにお考えですか?
    もう一点は、発芽させた玄米を、発芽酵素玄米にして炊いた場合のメリット、デメリットを教えていただけますか?
    よろしくお願いします。

    • 新里(管理人) より:

      ヤマヒト様、コメントありがとうございます。

      筑後久保農園さんのホームページには、温水に浸水させる発芽方法は推奨されておらず、冷蔵庫で24時間浸水させる方法を取っているんですが、どのようにお考えですか?

      おそらく、「味」と「衛生面」の問題だと思います。

      常温で長い間浸水させると、土壌に棲んでいる菌、
      つまり、玄米粒にくっついている菌が繁殖します。

      それらは炊飯時にほぼ死滅しますが、
      菌が産生する酸性物質が酸っぱさを生み出している可能性はあります。

      私はそれほど味の変化は感じないのですが、
      それはおそらく、私の場合、様々な雑穀を大量に投入する分、
      雑穀の旨み成分で味がカバーされているのかもしれません。

      また、私は玄米にくっついている少量の土壌菌を摂取する目的もあるので、
      あまりきれいに洗米しません。(これは真似しないほうがいいと思います)

      というのも、私は体内に様々な菌を(適量)摂取することによって、
      体全体の抵抗力&免疫力を鍛えられるのではないかという「仮説」をもっているからです。

      ですので、食事に関しても、体に良いものばかりではなく、
      体に悪いものも(たまには)食べるようにし、体の免疫力を適度に鍛えています。

      分かりやすく言えば、大きく体調を崩さないように、
      定期的に予防接種をしているような感覚です。

      しかし、闘病中で体力が衰弱してしまっている方が
      私と同じようなことをしてしまうと、デメリットのほうが大きくなりますので
      おすすめはしません。

      私が食事療法のアドバイスをするときに、よく
      「様々な食物をバランス良く食べましょう」のような、

      まさに誰でも言えるようなアドアイスをするのも(笑)、
      実は私なりの深い意味がありまして、栄養面のバランスだけではなく、
      その食物に付随している独特な菌を摂りいれることが出来るからです。

      腸に棲む腸内細菌だけではなく、口腔内に棲む口内細菌(と、呼ぶのかは知りませんが)、あるいは喉の粘膜に棲む細菌類や免疫細胞、あるいは皮膚の表面に棲んでいる細菌類などなど、様々な菌の勉強をしていますと、

      よく言われているような、善玉菌を摂り、
      悪玉菌を排除するというような単純な考えでは、
      健全な免疫システムを作り上げることは出来ません。

      免疫というのは、要は、「自己と非自己を見分ける能力」のことです。

      その能力を鍛えるためには、免疫細胞に様々な菌やウイルスを触れされることで、
      体内に様々な抗体を作り上げることが重要になってきます。

      偽札を見分けるには、本物ばかりをみる。

      という話があるのですが、こと免疫に関しては、

      「様々なタイプの偽札を見ることによって、本物を見分ける精度を上げる」

      ということになります。

      筑後久保農園さんは生産者ですので、味や品質、あるいは衛生面の視点から
      そのようなことを仰っていると思います。そしてそれは正しいと思います。

      ただ、私はもう少し違う視点から玄米のことを眺めています。

      おそらく、私の考え方で玄米を炊くと、多少味は落ちるでしょうし、
      衛生面から考えても、なんらかのデメリットがあるでしょう。

      ですので、ヤマヒト様が「玄米に対して何を求めているか?」で
      判断されるとよいかと思います。

      もう一点は、発芽させた玄米を、発芽酵素玄米にして炊いた場合のメリット、デメリットを教えていただけますか?

      よく、「酵素玄米」や「発芽酵素玄米」についての質問を頂くのですが、
      私自身、発芽させた玄米との違いがよく分からないのですよね・・・。

      玄米を浸水させることにより、「水分」と「適度な温度」という条件が整い、
      酵素の働きによってフィチンの一部がギャバに変化するだけであり、

      発芽させた玄米には必然的に酵素が発生しているので、
      わざわざ「酵素」という単語をひっつける意味が「商売目的」以外で見出せません。

      ですので、あくまで私の考えですが、

      「発芽させた玄米」 = 「発芽酵素玄米」

      です。「酵素」をつけてもつけなくても同じだと思います。

      小豆を使っているとか、塩を使っているとか、そういう違いはありますが、
      そういうのを使わなくても、浸水させて適切な温度を保てば酵素が働き始めます。

      遠まわしな言い方で申し訳ありませんが、
      つまり、発芽酵素玄米にして炊いた場合のメリット、デメリットというのは、
      発芽玄米のメリット&デメリットと同じだと思われます。

      発芽玄米のメリット&デメリットに関してざっくりまとめますと、

      ●メリット
      ・普通の玄米に比べて消化の負担が軽減されている
      ・ギャバが増えている(=ストレス軽減、リラックス作用がある)

      ●デメリット
      ・冷まして召し上がると、アブシジン酸の毒性が復活してしまう
       → おにぎりは適さない
       → 玄米を煎ればアブシジン酸は完全に死活化されるのでOK
      ・普通の玄米に比べてデトックス作用が弱まっている
      ・(フィチンが減少しているため)玄米に特徴的な抗がん作用が弱まっている

      になると思いますが、もう少し詳しく知りたければ、

      そろそろ玄米が「健康食」か「不健康食」かに決着をつけようと思う
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      あたりを熟読されるとよろしいかと思います。

      他に質問がございましたら、遠慮なくコメント下さいませ。
      今後とも、よろしくお願い致します。

      新里

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