旬の野菜(作物)のパワーを甘く見ないほうがいい・・・。

ただ、上記の2つの表を見比べてみると、1つ腑に落ちないことがあるんですよね・・・。

例えばアサイー・ベリー(Acai Berries)の数値や順位が、上の表と下の表とでは全然違います。こういうデータの食い違いがいくつかあるのです。

おそらく実験デザインが若干異なるのでしょうが、それ以外にも決定的な要因があります。

野菜や果物は、

  • 旬の時期かどうか
  • 産地はどこか
  • 収穫からどれほど時間が経っているか

によって、抗酸化力が(ものによっては)1000倍ほども違うからです。

ビタミンやミネラルの含有量に限って言えばせいぜい数倍程度ですが、野菜の持つ総合力で考えると天と地ほどの差があるのです。

下記の画像を見れば、旬の野菜、そして地元から出来るだけ近い野菜を選ぶ大切さがよく分かるでしょう。ブランドに惑わされてはいけません。

季節ごとの野菜の抗酸化力(AOU)

(参考:Phytochemical の健康影響:機能栄養学の提唱

こういうこともあって、実験のたびに結果にバラツキが出るのは仕方のないことかもしれません。

もう1点補足しておくと、アメリカ合衆国農務省(United States Department of Agriculture)が調べたのは326品目のみです。前田先生の実験で良い成績を示した「よもぎ」「人参の葉」「赤シソ」「青シソ」などは調べられていません。

よもぎの抽出液に期待!

よもぎは沖縄のあちこちに生えていますから、個人的には注目しています。
もう少し調べてみて「効果がある」と確信したら、よもぎについての記事を書こうと思っています。


様々な例を挙げて説明してきましたが、お茶や生薬に限らず、作物を熱湯で煮出すことによって、はじめて有効成分が十分に抽出できると考えて間違いないと思います。

私達は、野菜の食べ方を少し間違えているのかもしれません・・・。

ちなみに、ファイトケミカルは非常に安定的な物質です。熱しても冷やしても茹でても切っても圧力をかけても活性を保っています。

これはつまり「保存がきく」ということであり、「作り置きができる」ということです。これは私たちにとって嬉しい話だと思います。

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