抗がん剤に匹敵するような抗がん活性があり、しかも副作用はない

α-グルカンには、β-グルカンのような機能性はないと考えられていました。

というか、そもそも注目されていないので、β-グルカンのように熱心に研究が行われてはいませんでした。

ですので、「機能性はない」ではなく「誰も調べてないので分からない」と言ったほうが正しいのですが、そのなかで医学博士の伊藤悦男さんは、α-グルカンに注目したはじめての研究者だったのかもしれません。

β-グルカンに勝るとも劣らない抗がん作用がある・・・。

伊藤さんは、自身の著書でこう述べています。

一方、私たち琉球大学の研究で見つけた玄米成分のRBAはα-グルカンです。

β-グルカンとα-グルカンとは、分子の回転方向の違いによって分けられますが、α-グルカンであるRBAもβ-グルカンと同様に、免疫細胞を刺激し、免疫機能を向上させることで強い抗がん性を発揮しました。

つまり、β-グルカンと同じ作用を持つことを、私たちが実験によって証明したわけですが、ここで興味深い違いも出てきました。

β-グルカンを分解するには、β-グルカナーゼという酵素が必要なのです。

ところが、人間の体内にはβ-グルカナーゼがありません。

そのためβ-グルカンは異物として免疫系統を刺激し、活性化するのではないかというのが、キノコ類を研究した方たちの理論でした。

しかし、人間になじみの深いα-グルカンには、この理論は通用しません。

それでいて、先ほどのグラフでもおわかりのように、マウスの移植がんで70%もの成長阻止率が確認できたのです。

キノコ類のβ-グルカンに勝るとも劣らない抗がん性です。

(出典:伊藤悦男『がん患者は玄米を食べなさい ―科学が証明した「アポトーシス&免疫活性」のすごい力
』現代書林、2009.3.16発行、71頁より引用)

さらに、伊藤さんは「RBAは、経口摂取でも抗がん剤の5-FUに匹敵する効果がある」ことを実験で示し、論文を出されています。

参考文献

点滴を打つわけではなく、玄米を食する(経口摂取)ことで、抗がん剤治療と同じくらいの効果があり、しかも上記の論文で示されているように「副作用が全くない」となれば、がん患者が玄米食をやらない理由はないと思います。

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