フィチン酸が体内に堆積した放射性物質を排除してくれる

東日本大震災が起きたことにより、放射能による被曝が心配されている昨今ですが、ここでもフィチン酸が活躍します。

テレビやネットで何度も言及されているので既に知っている人も多いと思うのですが、フィチン酸は、体内に取り込まれた放射性物質と結合して排出する働きがあります。

有害金属もそうですが、放射性物質は体内の奥深いところに入り込み、ほとんど排出されないと考えられてきました。

例えばセシウム137は半減期が30年ですから、体の中に取り入れられてしまうと、それから30年もの間ず~っと体内で被爆を受け続けることになります。毎日CT検査をしてるようなものです。

そうすると、体の中で延々と炎症と修復が繰り返されますから、やがて異常な細胞が生まれてきます。ガンです。体内被曝を受けた人々の中から5年、10年経つと、甲状腺がんや肺がん患者の数が増えてくる可能性が高いのはその為です。

おそらく、玄米の放射性物質除去の可能性に最初に気づいた人は、秋月さんという日本人医師です。彼は長崎に落とされた原子爆弾の近くにある病院(爆心地から1.8キロメートル)で働いていました。

爆弾が投下され、スタッフと一緒に日々患者の救助に当たっていたところ、玄米と味噌汁の信じられない力を目の当たりにしました。

その時の体験を、NPO法人日本綜合医学会理事である井上明さん(株式会社玄米酵素講師)が、「原爆(放射能)に勝った玄米と味噌汁」という記事で述べられています。以下、引用します。

原爆(放射能)に勝った玄米と味噌汁

長崎の原爆投下直後から、献身的に被災者の救護・治療に活躍された、聖フランシスコ病院の秋月辰一郎医師は、「昭和20年8月9日の原子爆弾は長崎市内を大半灰燼にし、数万の人々を殺した。

爆心地より1.8キロメートルの私の病院は、死の灰の中に廃墟として残った。私と私の病院の仲間は、焼け出された患者を治療しながら働きつづけた。私たちの病院は、長崎市内の味噌・醤油の倉庫にもなっていた。玄米と味噌は豊富であった。さらに、わかめもたくさん保存していたのである。

その時私といっしょに、患者の救助、付近の人びとの治療に当たった従業員に、いわゆる原爆症が出なかった原因の一つは、「わかめの味噌汁」であったと、私は確信している。」と、著書「体質と食物」(クリエー出版)に書かれている。

「わかめの味噌汁と玄米食」で自分の結核を克服したと信じていた秋月医師は、スタッフ全員に「わかめの味噌汁と玄米食」を勧めていた。また砂糖(甘い物)は避けるように指示した。そのおかげで、医師・看護師らは獅子奮迅の働きで多くの命を救い、原爆症を発症したスタッフは一人もいなかったという。

味噌(大豆)のたんぱく質やビタミン・ミネラル、わかめのミネラル(ヨウ素やカルシウムなど)・繊維、玄米のビタミン・ミネラル・ファイトケミカル(フィチン酸・フェルラ酸など)等々の総合力によって放射能の害を抑えたとしか考えられない。


広島の原爆では、9歳で被爆した少女が玄米食で奇跡的に回復し、その後結婚されて7人もの子宝に恵まれた。佐和子さんは外で遊んでいる時にピカドンの爆風で飛ばされ、屋根から転がり落ちて我に帰った。足の裏まで焼けた全身やけど(髪の毛も眉毛も黒こげ)のなか、必死の思いで母親を見つけ出した。

全身に水をかけられ病院に運ばれ即入院。奇跡的に一命を取りとめたものの、ケロイド(やけどの傷跡)は切っても切っても盛り上がり、夏場はその傷口からウジがわいて、そのウジを取って暮らすのが辛かったという。高校生になるまで、母親は佐和子さんに鏡は一切使わせなかった。

こんな醜い顔では結婚もできない。原爆症で白血球も肝機能も低下し、生きる支えはただ一つ、勉強して研究者になり原爆・放射能の研究をしようという思いだった。彼女は猛勉強をして広島大学工学部に入学、放射能の研究一筋の生活に入った。そして玄米食をしていた平賀先生と巡り合う。

先生は暇さえあれば佐和子さんを山へ連れ出し、山菜や薬草を取りに行き、「玄米を食べて治らない病気はない。身体の浄化作用をするのは玄米の働きだから、玄米を食べれば原爆症だって治る」と言って玄米食を勧めた。

その言葉を信じて玄米食を始めた佐和子さんの身体に、数カ月で変化が起きた。あの焼けただれたケロイドの皮膚がポロポロと剥がれ落ちてきたのだ。髪の毛も眉毛も元通りに戻った。そして平賀先生と結婚、なんと7人の子供を生み育てたのだ。これも命ある玄米や野菜・海藻の総合力以外の何物でもない。


最後に秋月医師の著書より。「日本人は米・麦が主食で、副食として何が一番優れているかを考察すべきである。米・麦飯には、やはり何といっても、油揚、わかめの味噌汁が傑作である。」

食生活は種々の食物の総合力であることは明らかだ。普段から野菜・海藻多めの日本食で主食は玄米に努めることは勿論だが、原発の事故により放射能が放出されている非常事態の今こそ、玄米・大豆(味噌など)・野菜・海藻の総合力によって多くの人々が何としても自らの生命と健康を守っていただきたいと思う。

出典:原爆(放射能)に勝った玄米と味噌汁

玄米の可能性を感じさせてくれる内容です。

また、味噌や醤油や納豆のような大豆の発酵食品にもフィチンが含まれていますから、被爆された方々には最適の食事メニューだったのでしょう。

ガンに打ち克つ食事のポイントは「総合力」「バランス」です。

玄米と大豆食品を「毎日食べるもの」に据えたうえで、副食として、野菜、果物、海藻や魚、肉なども、腹7分くらいでバランスよく摂り入れれば、いうことなしでしょう。

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