フィチン酸が、大腸がんをはじめ様々なガンの発生を抑える

フィチン酸(フィチンが体内に入って変化したもの)に強力な解毒作用があることは先ほど解説しましたが、さらにこのフィチン酸には、抗がん作用抗酸化作用があることも分かっています。

フィチン酸がどのようにして抗がん効果を発揮するかは、フィチン酸研究の第一人者であるアブルカラム・M・シャムスディン博士の著書である【天然抗ガン物質IP6の驚異―革命的効果でガンの治療が変わる (ブルーバックス)】に詳しく書かれていますが、はっきり言ってこの本、「研究者向けの本じゃね?」と思うくらい専門的過ぎて読むのが難しいので、あまりおすすめしないのですが(汗)読まなくても大丈夫なように、要点だけを取り上げてみました。

    ガンに対するフィチン酸の働き

  • がん細胞を正常化させる(※おそらく、全てのガン腫に当てはまる)
  • がんの再発を予防する
  • がん細胞の増殖を抑制する(※正常細胞には影響を与えない)
  • フィチン酸の抗がん作用に対して、ガン細胞は「耐性」を持たない
  • NK(ナチュラル・キラー)細胞を活性化する
  • 純粋なフィチン酸とIP6を4:1で体内に摂取する時に、最も強い抗がん効果を発揮した
  • ガン抑制遺伝子p53の発現を、最大7倍に増強する
  • 副作用が一切ない
  • 動物実験レベルではあるが、大腸がん、乳がん、肝臓がん、皮膚がん、肺がんに腫瘍抑制効果があることが、科学的に証明された。
  • 特に大腸がんに対する抗がん効果が高く、後にヒトでの臨床実験でも、大腸がんの部位に関係なく、予防・再発予防・治療効果があることが、科学的に証明された。
  • 大腸がんに対して、緑茶との併用で相乗効果を発揮する
  • 肺繊維症、肺ガンの腫瘍の大きさや、繊維化が1/6に抑えられた
  • 重度に悪性な肝細胞ガン治療の可能性がある
  • 黄紋筋肉腫の治療へも可能性が開けた。
  • その他の疾患に対するフィチン酸の働き

  • HIV感染やAIDSなどの感染症にも効果がある
  • 血液浄化作用がある
  • 血液をサラサラにし、血管系障害を防ぐ
  • 尿路系結石が改善
  • 鎌状赤血球性貧血を改善。ヘモグロビンSの濃度を下げ、赤血球の鎌形化を抑制する。
  • 高脂血症、糖尿病を改善
  • コレステロール値を下げる
  • うつ病や強迫性障害などの精神疾患にも、一定の効果がある
  • (出典:アブルカラム・M/シャムスディン、坂本孝作訳『天然抗がん物質IP6の驚異 ~革命的効果でガンの治療が変わる~ 』講談社、2000.9.20から引用)

フィチン酸も、RBFのように「従来にはないアプローチ」で抗がん作用を発揮します。一言で言ってしまうと、

「ガン細胞を殺さず、正常な細胞へと促すことで、異常な増殖を止める」

ことです。

正常細胞は細胞分裂を繰り返すうちに、「分化」といって、皮膚なら皮膚に、爪なら爪の細胞に成熟していくのですが、ガン細胞は何になるともなく、未成熟なまま分裂を延々と繰り返します。そんな未成熟なガン細胞に対して、フィチン酸は成熟化を促します。

がん細胞が成熟化するとどうなるか?
正常細胞と同じように、いつの日か寿命がくるようになります。

今までは栄養が供給される限り無限に生きられたのですが、皮膚がいつかは剥がれ落ちるように、ガン細胞もいつの日か老衰し、増殖も止まり、寿命が尽きるようになるのです。

ガン細胞は、増大さえさせなければ怖くありません。数センチの腫瘍が体内に残っていても、現状維持を保っていればこれ以上悪さはしないので、「治療がうまくいっている」と考えていいのです。

がん治療の一つに「休眠療法」がありますが、それと同じ考え方ですね。

つまり、ガンに打ち克つのではなく、共存していくという治療方針です。ガン細胞をムダに刺激して悪性度を強めるのではなく、進行を遅らせることによって延命を図るのです。

動物実験レベルではありますが、フィチン酸はガン細胞に選択的に作用し、増殖スピードを、1/20から1/50くらいまで遅らせることが証明されています。

これだけガンの勢いを止めることが出来れば、おそらく免疫細胞の勢いのほうが上回っているはずですから、結果的にガン細胞は縮小していくはずです。

そしてさらに注目すべきは、ガン細胞はフィチン酸に対して「耐性を持たないこと」、それに加えて「副作用がない」ことです。

三大療法は、今のところ最も効果があり、科学的根拠がある治療法ではありますが、「抗がん剤は、いつかは使えなくなる」「手術・放射線治療は、体への負担が大きい」ということで、結局のところ【継続出来ない治療法】なのです。何年も何十年も行える治療法ではありません。

治療が継続可能なうちにさっさとガンを治せれば、多少副作用が強くても別に構わないのですが、5年生存率という言葉からも分かるように、ガンとは長期間闘わなきゃいけません。それなのに【期間限定の治療法】に頼り過ぎるのは危険ではないでしょうか?

さっさと治すことが出来ないような病気なら、体に負担をかけずに【長期間継続可能な治療法】を、三大療法と併用して取り入れるべきだと思います。フィチン酸はその候補の一つになると思います。

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