ゲルソン療法を忠実に実践してみて感じた「体調不良」

私は2010年4月に大腸がんの手術をし、退院してから1年半くらいはゲルソン療法という非常に厳格な食事療法を実践していました。

これは「全ての食事療法の原点」とも言うべきもので、巷の観念的な食事療法ではなく、非常にシステマチックで科学的根拠もある立派な食事療法です。

ただ、この食事療法はあまりにも厳し過ぎて、ゲルソン療法の専門病院にでも入院しない限り正しい手順&やり方を継続するのは難しいので、ゲルソン療法を少し緩めた「星野式ゲルソン療法」を実行しました。しかし、緩めたとは言っても・・・、

  • 塩を摂ったらダメ
  • 油脂類と、動物性タンパク質の制限
  • 精製された砂糖、人口甘味料などの食品添加物や加工食品はダメ
  • 大量かつ多種類の野菜ジュース(1日13杯、2時間ぐらい感覚をあけて、200mlずつ飲む)

こんなんです(; ̄ー ̄A アセアセ・・・

健康志向な人でもこれはなかなか出来ないと思いますが、私はガンになってかなり追い込まれていたので、これを素直に実行しました。

1940年代から実績のある食事療法だし、ガンに限らずあらゆる慢性病に効くとのことですし、様々な食事療法の本を入院中から何十冊と読み漁っていたのですが、「唯一CT写真付でガンの縮小効果を説明していた」ので、「これは信頼出来る!」という思いもあったことが(1年半ほどですが)継続できた理由だと思います。

もちろんそのおかげで、抗がん剤治療をしていないにもかかわらず、2年近くも再発を免れているのかもしれません。ただ、しばらくすると明らかに体調に「異変」が起きたのです。

ベジタリアン食と体の冷え

暑がりな私が、いつの間にか寒がりになっていました。

手足の先が冷えるだけではなく、体の芯まで冷え切っている感じで、ある時なんか寒過ぎるせいで頬の筋肉が硬くなってうまく喋れなかったほどです。(^^;

冬だから寒いのは当たり前なんですが、このような「体の冷え」は今まで感じたことがありませんでした。冷え性の人の苦しみが分かった気がします。

調べてみると、野菜や果物ばっかりたくさん食べていると、体を冷やすらしい・・・。

私の場合、毎日のジュースで相当野菜と果物を摂っていますし、食事でも生野菜を食べていましたので、「そりゃー、体を冷やすよね・・・。(*_*)」という感じで納得しました。

「それならば、運動をすることで体を温めたらどうか?」と考えました。
体に負担をかけない程度に筋トレを行うことで、

筋肉がつく → 新陳代謝が上がる → 体の基礎体温が上がる

という効果を期待しつつ、筋トレをやるようになりました。

1~2ヶ月くらい筋トレを実行してきて多少なりとも全身に筋肉がついてくると、思ったとおり体がポカポカしてきて熱を持つようになりました。汗もかくようになりました。新陳代謝が上がった証拠だと思います。

おかげである程度「冷え」は解消されましたが、以前と比べるとまだまだ寒さを感じていました。

しかし、「野菜ジュースを大量に飲む以上、これは仕方のないことだ」と考えるようになりました。

ゲルソン療法の核の1つは「毎日の大量の野菜ジュース」です。「ここはガンの再発を防ぐ為にも我慢しよう(`・ω・´)キリッ」と思いました。

筋トレのおかげで(完全ではないにしろ)「冷え」は改善しましたので、いつものように生ジュースと、玄米を中心とした食事(塩分や脂を出来るだけカット、肉は少なくとも1年は食べなかった)を続けていました。

薄味にも慣れてきて、「普通においしい!」と感じるようになってきました。

このような食生活を続けていける自信がついてきた頃、新たな問題が発生!

やる気が出ない、体がだるい

まず、朝起きるのがつらくなりました。私は起床後5分で「仕事モード」に入れるくらい朝には強いのですが、前日夜更かししたわけでもないのに、何故だか朝起きるのがつらくなりました。

起きても1時間くらい頭がシャキッとせず、いつまでも寝ぼけモード「これではいけない!」と思いつつ、ダラダラと無駄な時間を過ごしまう始末でした。

以前は起床後すぐにサッと仕事をこなしていたので、あまりの堕落ぶりに自己嫌悪に陥っていました。(苦笑)

頭の回転も鈍くなっていて、集中力もなくなっていました。
体がだるいし、なにをするにも億劫になり、1つの作業を終えるのにやたらと時間がかかるようになっていました。つまり、仕事の生産性が下がったのです。

筋トレも、やりはじめて3ヶ月くらいまでは心地よい疲労感をもたらしてくれてたのですが、やり始める前から既に体がだるいし、(苦笑)やる気も起こらなくなりました。

筋トレをやっても筋肉があまりつきませんでしたし、体力もつきませんでした。
むしろ以前と比べて疲れやすくなっている印象さえありました。

なるべくじっとしていたかったです。いろんな事が、一気に面倒臭く感じるようになったのです。

はじめは「自分の心の問題だ」と思っていたので、「いつから俺はこんなにだらしない人間になったんだ!?こんなんじゃダメだ。」と自分を戒めていたんですが、なにか心にひっかかるものがありました。

もしかして、肝臓に転移したのかも・・・

肝臓がんの自覚症状の1つに「疲れやすい」「常に倦怠感がある」というのがありますし、「沈黙の臓器」と言われている肝臓で、自覚症状が出ちゃったときにはもう既にかなり進行している・・・、というケースが多いらしい・・・。

非常にナーバスになっていました。

でも、定期検査の結果を見る限り、大腸や肝臓、肺などほかの内臓器官には異常は見られない。

そこでふと思ったことは・・・、

俺はうつ病なのか?

  • やる気が出ない
  • 常に倦怠感がある
  • 記憶力が下がる
  • 頭を使う作業が困難になる

いやいや、ほんとに鬱じゃないですか。(; ̄ー ̄A アセアセ・・・

私は細かいことにこだわるタイプですし、完璧主義者なので、うつ病になりやすい性格なのかもしれない。

ガンを患った人は、精神的ショックでうつ病を併発しやすいそうですから「もしかしたら自分もそうなのかなぁ(´・ω・`)」とも考えましたが、どうも腑に落ちないんですよね。

何故なら、毎日がうつな感じというわけではなく、「あること」をした次の日かその日のうちには、体に活力が蘇るのが分かり、集中力が戻り、仕事に対する情熱が戻り、筋トレやジョギングの疲労度がいつもと比べてなかったり、様々な面で劇的な変化があったからです。(躁鬱という可能性もあり 笑)

その「あること」というのは何か?

それは「外食」をしたときです。

なるべく外食をしないようにしているのですが、定期検査の結果が良かったときや、友達と外出しているときは、付き合いもあるので外で食べることもあります。

伝統的な沖縄料理

定期検査の帰りには、結果に対するご褒美として、沖縄そばの専門店である鶴小(ちるぐゎー)というそば屋さんで、大好きなメニューのくわっちー膳を食べていました。

沖縄そばはもちろん、沖縄料理の定番である豚肉や野菜、ジューシーごはん、天ぷらやもずくがあり、一度にたくさんのおかずが食べられるし、栄養のバランスも良さそうなので、いつもこれを注文します。

普段食べているものと違うところは、肉料理や揚げ物があることです。

一般的な居酒屋料理

居酒屋では自分だけの都合で草(野菜)ばっかり注文するわけにもいきませんから、なるべくヘルシーなものを選んで食べつつ、肉や魚料理も仕方なく食べていました。

私はお酒は飲まないんですが、居酒屋のあの雰囲気が好きなので車を出す代わりに友達にくっついていきます。あいつらにとっても好都合だろうしね。(笑)


どちらのケースでも、動物性タンパク質(肉や魚)をたっぷり食べていることになりますが、そのときは決まって次の日か、はやくて数時間後くらいで本当に体の調子が良くなってくるんです。

特に居酒屋の場合は夜更かしすることになりますから、当然睡眠不足気味になります。

いつもより短時間しか眠ることが出来なければ、次の日は確実にだるいはずなのですが、逆にいつもより体に力がみなぎっていることに気づいたのです。

以前のように、朝起きたらすぐ仕事にとりかかれるし、普段より集中できてるし、頭の回転が早くなっていることを実感しました。

しかし数日も経つと、以前のような体のだるさ、モチベーションが上がらない状態に戻っていました。

私は食事日記をつけていたので、

肉や魚を食べると、体に活力がみなぎり、頭の働きも良くなる

ことに、すぐに気づくことが出来ました。

「どうやら食べ物に原因があるようだな」という見当がつき、「特に頭が鈍くなっている」という実感があったので、「食べ物と脳の関係」について調べてみようと思いました。

さっそくamazonでそれらしい書籍を物色したところ、生田哲氏の書いた「食べ物を変えれば脳が変わる (PHP新書)」が参考になりそうだったので、即購入しました。

この本もいつかきちんと書評したいと思いますが、要点を簡単に挙げると、

  • 青魚を食べること(DHAの摂取)で脳の回転が速くなる
  • 肉(適量のタンパク質や脂肪)を積極的に食べること
  • コーヒーやお茶の摂り過ぎで、脳や副腎が疲弊する
  • 砂糖の摂り過ぎによる血糖値の乱高下が精神を不安定にする

この本を読んだ時、「えっ?コーヒーの飲み過ぎで脳や体が疲れやすくなるのか!?(°o°;;」と、ちょっとびっくりしました。何故なら、私はコーヒーを1日5~6杯飲むほどの重篤なコーヒー中毒患者だからです。(苦笑)

ですので、とりあえず一旦コーヒーをやめといて、今度はまた別の書籍、姫野友美さんの「成功する人は缶コーヒーを飲まない 「すべてがうまく回りだす」黄金の食習慣 (講談社プラスアルファ新書)」を読んでみました。

内容は「食べ物を変えれば脳が変わる」と共通している部分がありました。

内容を要約すると、

  • 缶コーヒーに含まれている砂糖(糖質)が「低血糖症」を引き起こし、心と体に悪影響を与えてしまう。
  • 脳に一番必要な栄養素はタンパク質。デキる男は肉食系が多い

この本はタイトルがイマイチであれなのですが、内容は非常に勉強になりました。

この本と先程紹介した本のおかげで、「どうも俺の症状は、低血糖症とタンパク質欠乏が原因っぽい」ことが分かりました。

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