【最後に・・・。】親としての責任

さて、シリーズを通して様々なことを書いてきたので、うまくまとめられるか全く自信がないのですが、(笑)とりあえず最後の「生活習慣病胎児期発症説(胎児プログラミング説)」の話は衝撃的だったのではないでしょうか?

繰り返しますが、これは国際的にも権威のある学説です。

妊娠適齢期の女性の健康状態が、生まれてくる赤ちゃんの能力(遺伝的要素)を決める

この文章だけを素直に読めば、「まぁ、そうなのかもなぁ」くらいの感想かもしれませんが、上に書いた解説を読めば、これがどれだけ重要な話なのかがよく分かると思います。

私は、「適切な生活習慣を続けることで体質改善をすれば、ガンさえ治る」という持論を持っています。

しかし、「生活習慣病胎児期発症説(胎児プログラミング説)」によれば、胎児期に作られた体質(遺伝的素因)は、おそらく一生改善されないものなのかもしれません。(※調査では、60歳以降も、遺伝的素因が残っていることが分かっているらしい)

だとすれば、「体質を改善する」のはほとんど無理で、「体質をカバーする」ことくらいしか出来ないことになります。

例えば、3年間野菜ジュースを飲み続けることでガンの再発を抑えることが出来ていても、「ガン体質」はいつまでも残っているから、数ヶ月止めると途端にガン細胞が塊を作ってくることになるかもしれない・・・。

高血圧患者は、どんなに食事や運動を頑張っても、医者から与えられた薬を飲み続けなければいけない・・・。

精神疾患を患っている人は、SSRIを服用し続けないと正常な状態を保てなくなる・・・。

これは健康面だけに当てはまる話ではありません。知能指数や身体能力にも関係してくるのは上で書いたとおりです。

ただ、この説を突き詰めていくと「差別」につながるので私は大嫌いなのですが、頭の良い方々が長年調査をしてきてこのような結論を出しているので、「これは事実として真摯に受け止めないといけないのかなぁ」と思っています。

であるならば、子供たちに「好ましくない才能」を与えてしまわない為に、女性の健康状態をもっと真剣に考えないといけません。

そして、私のように「ガンになりやすい体質」「高血圧になりやすい体質」「吹き出物ができやすい体質」などを生まれながらにして背負ってきた人は、これはもう仕方のないことですから、良い生活習慣を徹底することでカバーするしかないでしょう。

私は「ガン体質をカバーしきれる」と信じて毎日生きています。(本音を言えば、「ガン体質さえも改善出来る!」と思ってますが・・・。)

大事なことは、「好ましくない才能」を次世代に引き継がないことです。

それが「ハンデ」を背負ってきた私のような人間の責務だと思います。

その為にはどうすれば良いのか?それはシリーズを通して解説してきました。「三大栄養素をバランス良く、しっかり摂ること」です。とりわけ日本人は、脂質とタンパク質が全く足りてませんから意識して摂るべきです。

脂質とタンパク質に関しては、誤った情報の為に、ガンや生活習慣病のA級戦犯扱いされている感がありますが、これが全くの誤解であることも解説させて頂きました。むしろガン患者だからこそ、積極的に肉(動物性タンパク質)を食べるべきなのです。

「脂質とタンパク質を食べると太る」というのも誤解です。

ミスインターナショナルに出場するような女性は、みんなしっかりとタンパク質と脂質を摂っています。この2つの栄養素がツヤのある美しい髪や、若々しい肌を育ててくれることを知っているからです。

ミス・ユニバース・ジャパンの栄養コンサルタントで、日本代表ファイナリストに栄養指導を行っているエリカ・アンギャルさんは、ミス候補生に対し、決して食事制限系のダイエットを行いません。

彼女が書いた記事をいくつか読んだのですが、カロリーすら気にしていないようです。「大切なのは、栄養バランスなのよ」と、何度も説いています。私もそう思います。

バランスがとれた食事をすると体が満たされるので、たくさん食べることが出来ません。ですから結果的に食べ過ぎを防ぐことが出来るのです。

女性がダイエットをするのは美しくなりたいからでしょう?だったら栄養バランス「だけ」を考えて満足いくまでたっぷり食べるべきです。本当に栄養バランスがとれているなら、どうせたくさん食べれませんから大丈夫です。それと合わせて私が毎日実践している野菜ジュースを飲むことで、美しく健康的に痩せられると思います。

おすすめのスロージューサーは?人気の低速ジューサーを比較してみた
おすすめの低速ジューサーを、価格や搾り取れるジュースの量、機種の扱いやすさ、果物も野菜もきちんと搾れるか?、酵素やその他の栄養素を壊すことなくフレッシュな野菜ジュースを作ることが出来るかを、実際に購入して徹底比較しました。音の静かさ、サイズ、販売店や特典の多さなど、これから購入しようとする方の為に、クチコミで人気の低速ジューサーをランキング形式でピックアップしてます。

「脂質とタンパク質に関する誤解」と女性の強烈な「痩せ願望」があわさることで、日本人(特に次世代を担う子供)の健康状態は、深刻な事態に陥っています。

誤解をいっそう推し進めることに一役買っているのは、巷に蔓延っている健康情報や、ナントカ大辞典に代表されるような健康系のテレビ番組です。ゲルソン療法やマクロビオティックも、残念ながらその一端を担っています。

もちろん全てが間違っているとは言いませんが、タンパク質や脂質を軽視している(むしろ敵視している)時点でもうダメダメです・・・。

そのような食生活を続けていくと、一瞬体調は良くなりますが、その後に待っているのは「体の冷え」「体力の低下」「意欲の低下」です。確実に体は衰弱していくでしょう。

【私の実体験】ゲルソン療法、玄米菜食を厳格に実行したら、こうなった
【タンパク質の冤罪シリーズ第1話】ゲルソン療法を忠実に行ってきて感じた数々の体調不良を赤裸々に語っています。

このような誤解を一刻も早く解かないと、日本人の健康が損なわれるどころか、2000年以上前から私達の先祖が形作ってきた日本人のDNAが損なわれる危険性があるのです。

専門家が指摘したように、これは数十年後に明らかになる問題です。
しかし、誰の目にも明らかになってからでは遅すぎます。既にその片鱗が、小学校低学生の間に見え始めています。

これは国をあげて取り組むべき問題のはずなのですが、政府は「メタボ対策」という真逆の取り組みを行っているのでお話になりません。

統計データをつぶさにみていけば、「日本人の栄養摂取量は、毎年減り続けている」ことがすぐに分かるはずです。(っていうか、政府やその他の公の機関が出しているデータから私は判断してるのですが・・・。)

なのになぜ「肉は控えめに、脂は控えめに・・・、」のような、栄養欠乏状態をさらに助長するような提言をするのか私には理解出来ません。

日本人の栄養摂取量は、毎年減り続けているのに、何故生活習慣病が蔓延しているのだろう?(´・ω・`)

このような疑問が浮かべば、国がやっているメタボ対策や、巷に蔓延っている食事療法(健康法)がおかしいことに気づけるはずなのです。

私はこの疑問に対して、2つの推測をたてました。

1つ目は「慢性的な運動不足」です。スポーツ習慣(運動習慣)がないということではなく、NEAT(非運動性熱産生)と呼ばれる日常的な身体活動が、昔と比べて圧倒的に少なくなっています。
(参考 → 運動習慣より大切な運動

これは世の中が便利になったことが大きいのですが、「意識して体を動かすこと」が大事です。

90歳を超えても元気いっぱいのスーパーご老人たちを観察していると、このNEATに代表されるような「ちょこまか運動」が非常に多いです。自立心が高く、掃除、炊事、洗濯・・・、自分が出来ることは自分でやり、一日中よく体を動かしています。

「健康の為に運動を・・・、」ではなく、座ったままの時間を減らし、立つ、歩く、動く、といった日常の活動を増やすことが大切です。例えば、

  • エレベーターを使わないで、階段を歩く。
  • 電車をひと駅前で降りるようにする。
  • 部屋をこまめに掃除するようにする。
  • 事務作業が多い人は、適度にストレッチをするようにする。
  • 買い物に行く時は、なるべく車を使わないようにする。

こういう小さな積み重ねが新陳代謝を活発にし、より健康的な体に近づくのです。

2つ目は今回のテーマでもある「女性の低栄養状態」です。これについては先ほどから何度も繰り返しているので重ねて説明はしませんが、今の日本人の(特に女性)栄養状態を鑑みると、とにかくこれは深刻な問題です。

少しだけ補足しますと、

次世代の健康は、「受精した時の両者(夫婦)の健康状態」「妊娠中の環境」「乳児期(生まれて3ヶ月の間)の環境」で7割が決まる

と言われています。その後の生き方(生活習慣)は、せいぜい3割程度しか影響しないそうです。(^^;

もちろん「健康問題」だけではなく、「学習能力(知能指数)」、手先の器用さなどを含めた「身体能力」も、この時期にある程度決まってきます。

この「意味」が分かれば、「上に挙げた3つの時期を、いかに大切に乗り切るか?」を真剣に考えるでしょう。そしてそれがなによりの英才教育になるし、親が子に与えられる「最高の贈り物」だということが分かるでしょう。(「愛情」には敵わないかもしれませんが)

ただ、これはあくまで「素因が7割決まる」という話ですから、結果(運命)の7割が決まるという話ではないです。決して「自助努力に意味がない」わけではありません。それは(今のところ)再発を防いでいる私を見れば納得していただけると思います。っていうか、「ハンデを個性とみなし、力強く生き抜いていく人生」こそ魅力的で幸せな人生だと私は思います。

「食事」は大切です。いや、言われなくても分かっているかもしれませんが、(笑)それでもほとんど方は、食事の影響を「過小評価」しています。

「食事によって、体調・性格・運命さえも変わる」ことを実感していただけたら、この「タンパク質の冤罪シリーズ」を書いた目的はひとまず果たせたと思います。

長文を読んでいただき、ありがとうございました。

このブログの運営は、皆様の「支援」によって成り立っています。

ご支援のお願い
私が目指しているもの

トップへ戻る