私が毎朝ジョギングをしている公園があります。
ジョガーにも人気の公園で、昼前から周囲500メートル程あるジョギングコースに数名いらっしゃいます。
周囲には遮る建物がないので心地よい風がふいていて、とても心地よいです。
さすがに最近は暑いですけどね(汗)
その公園の隣にファミリーマートがあるのですが、チョイ前から気になる書籍が棚に並びました。
タイトルは「稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?」です。
少し前、余分なお金があった時期に「財布を買い換えようかな~」と思っていたのですが、行動に移さないままなんとなく今まできちゃってます。
このファミマでよく買い物をするのですが、そのたんびにこの本のことが気になる…、
長財布を使っている人は社長が多い!
わざわざ高い財布を使っているのはお金に対する態度が違からだ!
などなど、なんとなく本の中身の予想はつくんですが、財布選びの参考になればと思って購入してみました。
今使っている財布はPRADAの財布。
確か2万円ぐらいでした。
もうかなり長い間使っているので「ご苦労さん」って感じです。
小銭入れもかなり破けていて、レジで小銭を出す時にかなり手間取ってしまいます(汗)
画像で見ても分かるとおり、長財布なのにジーパンの後ろポケットに入れて座っていたりしていたから格好悪く曲がっちゃっています(汗)
こんな財布だから、お店やカラオケ店などでしょっちゅう忘れるし、ぞんざいにあつかっています。
もちろん科学的根拠はあるわけないのですが、書籍の中では、
お金に対する態度や哲学がある人には、お金が回ってくる。と書かれていました。
マジでオカルトですが(笑)なんとなく分かる気がする。 お金に気をつかっていないからしょっちゅう財布を忘れるわけですし(笑)
でもこの本で一番「なるほどな~」と納得したのは、100円ショップやディスカウントなどに売っている安物を買うより、「(高価なものであっても)本当に自分が欲しいもの」を買う理由です。
本を少し引用してみます。
以前は私も、できるだけ安いものを買うことを優先して考えていた時期がありました。
しかし、私のクライアントのある社長の言葉で、その考えは変わりました。
ある両の日のこと、その社長が持っていた1本の傘が目にとまりました。
とても高級そうな傘です。
聞けば、ヨーロッパ製のもので、値段は5万円弱したといいます。
ビニール傘なら100円でも買える時代、2万円も出せば、十分に高級なブランド傘も買えます。
「傘1本に5万円か……」と思っていると、その社長がこう言ったのです。
「私はこの傘を買った時に、とてもよい買い物をしたと思ったんですよ。なぜなら、この傘を心から欲しいと思った、この傘なら一生大事に使えると思ったから。
この傘に出合わなかったら、同じようなものでもどこか違う安い傘を何本も買っていたでしょう。 それでは結局無駄遣いになる。
無駄遣いしないためにも、思いきってこの高い傘を買ったのです」聞いてたしかにその通りだと思いました。
普通、できるだけ安いものを買っていれば、お金は残ると思いがちです。
しかし実際は、お金は残らず、身の回りに中途半端なモノばかりが溢れる、という事態に陥りやすい。
お金がある人よりない人の家のほうが、部屋の中がモノで溢れ返っている、ということも少なくありません。
だから、本当に欲しいものなら高くても糸目をつけない…etc
(出典:亀田潤一郎『稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?』サンマーク出版、2010.12.10発行、40~41頁より引用)
つまり、安物を買っても安物ゆえに「それなりの態度」しか示さない。
結果、代替用品をたくさん買う事になるので結局費用は高くつくって事ですね。
「本当に欲しいもの・価値があるもの・高価なもの」を買うように心掛けるとお金に対する態度がしっかりし、無駄遣いが減っていく。 衝動買いがなくなり、「お金をコントロールする力」がついてくる。 という事です。
この本では「お金をコントロールする力」の事を、
- お金に対する正しい態度や考え方
- 主体的なお金の使い方
だと表現しています。
確かに「主体的なお金の使い方」が身についていれば、お金に振り回される事はなくなりますし、「本当に価値のあるものとはなにか?」を見抜く「眼」が養われるでしょうね。
大金持ちがなんだかよく分からないものに物凄い大金をはたく事を見かけたことあると思いますが、私達のような一般の凡人には何故そんなものにお金を使うのかよく分からない。
しかし、それが「未来への投資」だったことが何十年後か先に私達にもやっと分かるわけです。
その視点の違いはどこからくるのかというと、この書籍によれば、
「未来の自分・10年後にどうなりたいか」を常にイメージしているので、未来のビジョンがはっきりしている。
「未来の自分に到達する為にはどうしたらいいのか?なにを選択したらよいのか?」が、はっきりしているので、間違ったお金の使い方や選択をしないのだ、と述べています。
じゃあ、「未来の自分・なりたい自分」を常にイメージすれば、お金に振り回されない自分になるんだな、という結論になるわけですが、そうなると巷の自己啓発本と一緒ですね。
典型的な自己啓発本では、「未来の自分・なりたい自分」を紙に書いたり、朝起きた時や寝る前にイメージトレーニングをしろ!となるわけですが、この本のユニークなところは、「財布を変えなさい」となるわけです。
つまり、成功した社長さんが持っているような黒光りしたバカ高い長財布を持てば、自然とお金に対する態度も変化するだろうし、それを身につけることによって成功した社長さんのように自然にふるまい、似たような思考・行動・言動をとるようになる。
長財布を持つ事によって、毎日イメージトレーニングをしているのと同じ効果が得られるわけです。
これは、「憧れの、あの芸能人のようになりたい!」と、ヘアスタイルから服から口癖まで真似てしまうような熱狂的な人が、外見だけでなく中身まで似るようになる現象と非常に似ていると思います。
ビューティーコロシアムというテレビを見れば、
自分の容姿がイマイチ(だと思っている)な女性は、「イマイチらしくふるまう」
整形後のかわいくなった自分は、「その容姿にふさわしい人物のようにふるまう」
のが、よく分かります。
外見しか変化していないのに、何故か中身まで変化してしまう。
「こーんなウン万円もする長財布を持っている私は、人生とかいろんなものに成功していてお金持ちであるはずだ! そうなってないとおかしい!!」となって、潜在意識が働いてそのような人物になるように無意識に行動するようになるんです。
このことを下で紹介した「影響力の武器」という書籍では、「コミットと一貫性」の原理と紹介しています。
書評しているサイトやブログ記事
要は、財布や芸能人や整形などの外部要因が、自分に対するイメージ(自我)を押し上げていくような感じです。
これはいい方法だと思います。
普通自分に対するイメージ(自我)は、自己暗示をかけたり、日々のイメトレが必要だったり何らかの修行とか訓練が必要だと思うんですが、財布を変えるとか、髪型を変えるというような手っ取り早い方法で同じ様な効果が得られるんですから…、
しかも財布や洋服などは常に身につけておくものですから、多少は意識するので「常に自分に暗示をかけているような状態」になります。
財布はお金を保管するものですから、お金に直結するものです。
なので、財布を変えれば特にお金に対するイメージが変化しやすいんじゃないかと思いました。
どっかで聞いたんですが、結婚願望のある女性が指輪をすると結婚に結びつくらしいです。 それと似たようなもんじゃないかと…、
でも、これはどうなんでしょうか? 薬指に指輪をしている女性は、男性からしたら戦意喪失するからどうかと思いますが(笑)
オトコと会う場合は、薬指にある指輪を移すとかするのですかね^^
話を戻してこの本を要約すると、お金を稼ぎたければお金に対するイメージを変えればいいとなるわけなんですが、まあ、実際は財布を変えるだけでお金を稼げるようになるわけではないですし、そんな簡単に今まで生きてきたなかで培ってきた、あるいは蓄積されてきたお金のイメージが変わるのか?という疑問は残りますが、ビューティーコロシアムに登場する人の変わりようを見ると(外見の事じゃないですよ?)、あながち真実味がありますよね?
健康な人の「型」、ガンを克服した人の「型」を参考にしよう
どうもこの本は
「型は心を規定する」という真理を利用して、成功している人が持っていそうな長財布という「型」を利用し、いつの間にか成功出来るよ♪ という事が要点のようです。
この知識を私のようなガンサバイバーは利用出来ないでしょうか?
健康な人の型、ガンを克服し、再発もなく現在まで健康で暮らしている人の型を徹底的に研究するのです。 要は真似をするって事ですね。
じゃあどの部分に注目するのかっていいますと、
「一見すると、直接健康にかかわらなそうな部分」
たとえば、
- 趣味
- 口癖
- 好きな異性のタイプ(笑)
- 愛車
- 読んでいる本
こんなところに注目するといいかもしれません。
「はあ? 全く関係ないじゃん?」
と、思うかもしれません。
はい、私もそう思います(笑)
でもですね、バカな私ですが、いろんな勉強・体験を積み重ねれば積み重ねるほど、世界は全てつながっているなと、つくづく思います。
全く関係ないと思っていた「点」と「点」がつながった…、という経験が皆さんにもありませんか?
「愛車と大腸がん、、これが意外と関係するかもしれない」という視点を持って下さい。
私はこのような視点・考え方を習慣付けています。
釣りしている時でも、
友人と遊んでいる時でも、
運転している時でも、
全く関係ないような本を読んでいる時でも、
「これがガンの再発防止のヒントになりはしないか!? 例えばこの動作が腸の蠕動運動をよくするとか…」
などなど、もう無理矢理です(笑)
このような考え方を習慣付けるとなにがいいのか?
一つは、本当に健康になるヒントが見つかる場合があること。
私がイレウス(腸閉塞)予防法を見つけたケースはこれにあてはまります。
ストレッチをしているときに、「ひょっとして、この運動は大腸内の内容物の偏りを解消するんじゃないのか?」とひらめいて、さっそくググってみると「金魚運動」なるものを発見したわけです。
そしてもう一つ、これが一番凄い効果なんですが、潜在意識が【ガンが完全治癒する方向】に向いて働く、という事です。
私はプラセボ効果と潜在意識って同じ意味・作用だと思っているんですが、このような視点・考え方を習慣づける事で、プラセボのような効果が体に期待出来るからです。
偽薬効果(ぎやくこうか)というのはほんとにバカに出来ないもので、以前紹介した代替療法のトリックという本でも「プラセボ効果は単なる気持ちのレベルにとどまらない、大きな効果をもつことが実験によって明らかになっている」と述べられています。
「全ては想いから生まれる」とはいろんな宗教や哲学などでよく言われていますが、「プラセボ効果はある」と、科学的に認められているので、これを利用しない手はないでしょう。
私が好きな言葉に「我以外皆我師也」というのがありますが、「師」にあたるものは、なにも「人」である必要はありません。
- 出来事であったり、
- 本であったり、
- 失敗であったり、
- 動物であったり、
- 鉱物であったり、
つまり、「自分以外のもの」から全て学び取る姿勢が重要なんです。
面倒なのは始めだけです。
慣れてきたら無限の好奇心が沸いてきますよ^^
好奇心こそ人間が何かを学ぶ時に一番重要なもの、というか、幸せに生きる為に必要なものだと私は思います。
「我以外皆我師也」の姿勢で、無理矢理自分の関心があることに結び付けていく、そして新しい発見をしたり、潜在意識が自分のゴール(ガンが治るなど)へ導き、幸せになっていく。
なんか書評をしようと思ってこの記事を書いていたのですが、書いていくうちに自分が本当に言いたいことが内から湧き出てきてどんどん話がズレてしまいました(汗)
このブログを見てくれてる皆さんの参考になればこれ幸いm(_ _)m
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