ガンの告知を受ける
平成22年3月18日、内視鏡検査で採取した組織の検査の結果を聞きにいく日だ。
内視鏡検査から二日空いたので、私は大腸がんについて色々調べていた。

調べてみると、ポリープの大きさは1cmを超えるとガン化している確率が急激に高くなるとのこと。
私のポリープはどう見ても2cm以上ある(実際には腸管の奥にもポリープが続いていて5cm以上の大きさがあった)。
やっぱ私は大腸がんなのか…、
午後5時半に予約なので5時頃両親と一緒にNクリニックに向かう。
道中は誰もしゃべらず、重い道のりだった。
Nクリニックで呼ばれるのを待っている中、ここ数年で最高の不安と緊張状態だった。
高血圧気味の母は、待合室の血圧測定器で血圧を測っていたが、いつもの値より、20ほど上がっていたそうだ。
私も平時の血圧は、上が110で下が60くらいですが、その日は上が120くらいあった。
気分次第で血圧ってかなり変わるもんですね。
しばらくすると看護師に呼ばれる。
いよいよ判決の時。
N先生が待っていた。
座って、すぐに一言。
N先生:「残念ですが、ガンですね。」
意外と冷静だったのを覚えている。
N先生:「すぐに手術が必要になります。」
自分のことより母の方が心配だった。 血圧が上がってまいってしまわないか。
すかさず、「お母さん、大丈夫だから」と声をかけた。
内視鏡検査の時に説明したように、おそらく開腹してがん化したポリープごと腸を切る手術になるだろうとのこと。
母:「先生、手術は大丈夫なんでしょうか?」
N先生:「そんなに難しい手術ではありません、これから手術する病院で詳しく検査をするでしょうが、その検査結果が良ければ完治の可能性は非常に高い種類のガンです。」
N先生:「なるべく早く詳しい検査が必要です。紹介状を書きますが、どこの病院にしますか?」
昨年、叔母が同じ様に大腸がんで、腸を切除する手術をN病院で受けて、無事成功したので同じ病院、同じ先生の方に執刀してもらおうと、もう決めていた。
ポリープの大きさや、血便も出ていたので、「あっ、これはほぼ大腸がんだな」って思ったからだ。
父:「実は去年自分の妹がですね、大腸がんでN病院のS先生に手術をしてもらったんです。 ですのでS先生宛に紹介状を書いて下さいませんか?」
N先生も元はN病院出身なのでS先生のことはよくご存知だった。
N先生:「S先生のことはよく知っていますし、優秀な消化器専門の外科医ですが、残念な事に、今S先生は海外の病院で勉強中のはずです。」
(マジか…、じゃあどうしよう。 県内一といわれるT病院のほうがいいのか、、)
N先生が続けて話す。
N先生:「でも、S先生のボスに当たるO先生がいらっしゃるので、O先生に紹介状を書きましょうか? 腕は確かです。」
父:「お願いします。」
N先生:「では、さっそく明日N病院に行って下さい。 今から紹介状を準備します。 なるべく早く検査を行った方がいいので」
N先生の言葉のトーンが事態の重大さを物語っていた。
でもなるべく早く対応してもらったほうが、こちらとしては助かる。
ガン告知がもたらすストレス
あと色々なんか言われましたが、ショックだったので覚えていません。
私は死ぬんだろうか…、
Nクリニックを後にし、帰りの車の中で、「何故私はガンになったのか?」「今までの人生」を振り返っていた。
急に熱っぽくなる。
病は気からというけれど、ガン告知を受けた途端、体が病人っぽく振舞っているわけかwww
ガン告知を受けた患者は落ち込んだり動揺して、免疫力を10~30%低下させる。と何かの本で読んだことがある。
私はプラス思考ですし、あまり落ち込むようなタイプではないのですが、さすがに今回は落ち込んだ。
ボーっとして何か考えることが出来ない。
Nクリニックから帰る途中にショッピングセンターに行って、体に良くて免疫力をアップする食材を買いにいった。
母と一緒に食材を選ぶ。
いつもはかごは私がもつのに、今回は母が持つ、全然体は元気なのにwww
でも何か異様に熱っぽいし、少しクラクラしていた。
プラセボ効果って凄いなwww
その日は家族みんなで調理をし、久しぶりに3名一緒に食事をした。
いつもは別々の部屋で、別々の時間に食べるのに、、
「もしかしたら3名一緒に飯を食べるのはもう何回もないかもしれない…、」そういう思いがあって、食卓を囲んで夕飯を食べた。
結構楽しかった。
話をしながら食事をするのは、もしかしたら消化によくないかもしれないけど、結構スッキリする。
これをきっかけに、今でも食事はバラバラに食べずに家族3名で食べるようにしている。
家族みんなで食事することが健康の秘訣なんじゃないか、って思うようになった。
その日はなかなか寝付けなかった。
がん告知をされた日が、今思うと一番辛かったです。
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2012年2月27日 | コメント/トラックバック(2) | トラックバックURL |
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