そろそろ玄米が「健康食」か「不健康食」かに決着をつけようと思う

玄米の効果・効能

~ これは、2011(平成22年)7月頃の話です。 ~

大腸がんの手術から、1年と3ヶ月が過ぎました。完治(再発なしで5年経過が一つの目安)まではほど遠いですが、抗がん剤治療をせずに、我ながらよくここまで来たなと思います。

「自分なりに取り組んでいることが実を結んでいる」と私自身は信じていますが、私がこれまで綴ってきた闘病記を振り返ってみると、その「自分なりに取り組んでいること」について、あまりブログで言及していないことに気づきました。

以前から「ガン治療の秘訣は、食事を中心とした生活習慣全般の改善である」と主張しておきながら、食事についてあまり言及していないのは変な気がしますし、(笑)「そのことを記事にしないで闘病記をやる意味があるのか?」という想いが少しずつでてきている今日この頃です。

ということで、今回は玄米について取り上げてみたいと思います。

玄米についての誤解

何故玄米について取り上げたかと言いますと、あまりにも誤解が多いからです。そしてその誤解の為に、体調を崩す方々や命を落とす方々が、少なからずいらっしゃいます。

「玄米がガンに効く」という話は、ガンを患った方なら誰でも一度は耳にしていると思います。「玄米は【完全食】と言われるほど栄養豊富で、強くて若々しい体を作るには最高の食べ物である。」と、玄米ベタ褒めな意見もあります。

そして、玄米について少し勉強した方なら、「玄米食を続けていると、栄養欠乏になって衰弱していくだろう」という結論に辿り着くでしょう。

この一見両極端に見える2つの意見は、同じことを違う方向から捉えているだけで、実は言ってることはほとんど同じです。ですから、両者の意見は正しいと言えば正しいし、間違っていると言えば間違っている・・・。つまりどちらの意見にも一理あるので、「正」か「邪」か判定しにくい、だから「誤解」が多くなるのですね。

結論から言いますと、玄米はガンに効きます。
ガンの「予防」だけではなく、「治療」「再発予防」にも効果的です。

ただ、私がネットを見渡してみると、玄米に対する認識が間違っているが故に誤った玄米食を実行してしまい、思うような結果を残せないばかりか、かえって事態を悪化させてしまっている状況に陥っている仲間たちが散見されます。

それは、栄養学や分子栄養学・生物学の知識・知見を何も知らないにも関わらず、ガン患者さん、もしくはその家族に対して食事療法を指導する団体が存在しているからです。

教祖様の言うとおりに実行しても、残念ながらガンは良くなりません。むしろ死期を早めるでしょう。

極端で過激な食事を続けた為に、死期を早めたと思われるがん患者さんは、実際に大勢いらっしゃると思います。少しネットで検索してみれば、「家族の悲痛な叫び」に出会うことが出来るでしょう。

私は、家族の「悲しみ」と「怒り」と「恨み」が入り混じった文章を読むたびに胸が苦しくなりますが、少し残念に思うのが、「勘違いをしている」ことです。つまり、

  • 玄米の本質を知らずに玄米食をやってしまったこと、
  • その他に取り組んでいたことが、間違っていたこと、

この2つの可能性が非常に高いのに、「玄米食は危険である」と勘違いして結論付けてしまったこと。そして、そのような誤った言説を世間に広めることに貢献していることが、残念でなりません。

私は、(私と同じく)今まさにガンと闘っている方々、未来のがん患者の為に、「玄米に対する誤解」を説いておく必要があると感じました。

正しい玄米食を行えば、ガン治療や再発予防に役立てることが出来ます。
そして、ガンを克服した事例や玄米に対する良い評判が世間に広まることで、未来のがん患者は正しい知識に触れる機会が多くなるでしょう。それが「ガンを未然に防ぐ」ことにもつながっていくかもしれない・・・。

そのような淡い期待もあって、ほとんどの方がおそらく知らないであろう「玄米の真実」について述べておこうと思い立った次第です。

玄米に関しては1年前くらいからずっと書きたかったことなんですが、その時は「知識(理論)」としては知ってるけども、「実践と経験を積み重ねて確信を得たもの」とはなっていませんでしたので、定期検査で「確かな結果」が出てから書こうと思っていました。

単なる闘病記(日記)なんで、そこまで肩肘張る必要はないのですが、やはり内容が内容なので、「出来るだけ正しい情報を提供することにこだわりたい」という想いがあります。

その意味で、今回書く内容は1年前にも書けた内容ですが、1年以上にもわたる実体験を経てきて、定期検査でも「確かな結果」がでていますので、「より真実に近い内容」になっていると思います。

全てのガン患者にとって、そして健康の為に「玄米を食べようかなぁ~」と思っている方々にとって必ず参考になると思います。

相当長い文章になると思うので3~4記事くらいに分けて、【玄米シリーズ】にしようかなと思っています。主に、このような内容を書いていく予定です。

  • (1)玄米(発芽玄米)の栄養価について、効果・効能のほどは?
  • (2)玄米食を続けることで、デメリットはないのか?
  • (3)【まとめ】ズバリ!玄米はガンの治療や再発予防に効果的?
  • (4)実際に玄米を食生活に取り入れ、病気を克服した人の成功と失敗例&体験談やおいしい食事レシピなど
  • (5)どの玄米がおすすめ?私も食べている発芽玄米の紹介と、ガン腫瘍抑制効果が上がるマル秘調理法

で、主にこの記事で話すのは(1)です。具体的には下記のようなことを解説する予定です。

ざっと眺めれば、なんかふざけた項目がありますが、まぁそれはネタ的なものなので、あまり気にする必要はありません。(笑)

また、「健康か不健康か、決着をつけよう」と言っておきながら、項目を見ると明らかに良い話に偏っています。これは、今回は玄米の良いところだけを取り上げているだけです。次回は悪いところだけを取り上げる予定ですので、興味があればお読みいただければと・・・。(参考 → 4年以上再発なしのガン患者が明かす!玄米食のデメリットとは?

また、玄米について理解を深めていただこうという意味を込めて、シリーズを通して内容が重なることもあるかと思いますが、あまり気にせず読んでいただけたらと・・・。

では、やっと今回の内容に入りたいと思います。

玄米の栄養成分

玄米と白米の栄養成分比較

上の表は、玄米と白米の100gあたりに含まれている栄養成分を比較したものです。
ご覧の通り、玄米が栄養成分的には圧倒しているのが分かります。

特にビタミンB群とビタミンEが豊富に含まれていますので、美容に関心のある女性や、「最近、疲れやすくなった・・・。」「体力が落ちてきた・・・。」と感じている方には、おすすめな微量栄養素が豊富に含まれています。

ミネラルに関しても、現代人、とりわけ日本人に不足しがちだと言われている亜鉛やマグネシウム、カルシウム、鉄などがバランスよく含まれています。

「バランス良く含まれている」というのが特に重要です。
1つの栄養素だけ偏って多めに摂ってもほとんど効果はありません。単体で効果を発揮する栄養素もありますが、栄養補給で一番大事な点は、「あらゆる栄養素を、バランス良く体に摂り入れる」ことです。

微量栄養素はバランスが大事

「樽(たる)」をイメージすると分かりやすいかもしれません。樽に水を溜める場合、図のように板が剥がれ落ちている部分があると、水は樽板の長さが一番低い部分までしか溜まりません。

できるだけたくさんの水を溜める為には、まず、「樽板の1番短い部分」を長くする必要があります。ここが1番のボトルネックになっていますから、ここを補強すれば、それに比例して水がたくさん溜まります。

しかし、「樽板の1番短い部分」が周りの樽板の長さに追いつくと、そこからはいくら樽板を補強しても、それ以上水は溜まりません。そこからさらに水を溜めるには、バランスをとりつつ、全ての樽板を長くしていかないといけません。

健康の秘訣も基本的には同じです。
つまり、第一段階として、不足している栄養素をまず補う。そして、「樽板の一番短い部分」を解消したうえで、全ての栄養素をバランスよく補う。これが「王道」です。

ダイエットやガンの再発予防など、狙った効果を上げたいときでも、「王道」から外れてはいけません。

カプサイシンやβ-グルカンなど、ピンポイントで効果をあげるものを摂って「はい、終わり(*^▽^*)」ではなく、五大栄養素をバランスよく体に満たしたうえで、そういう栄養素を個別で摂っていくのが、副作用やリバウンドもなく、一番効果のでる賢いやり方なのです。

その点では、ビタミンやミネラルをバランスよく含んでいる玄米を食べることは、ガンやダイエットに限らず、あらゆる生活習慣病を改善する為には最適な食材だと思います。

玄米は「完全食」と言えるのか?

ただ、玄米は栄養素のバランスが良い為に「完全食」などと言われたりしますが、そんなことはありません。

上の表を見れば分かるとおり、全く含まれていない必須栄養素もありますし、1日の栄養摂取量の目安から考えると、栄養素の「量」が絶対的に足りていません。

一応、たんぱく質や脂質は含まれてはいますが、完全食と呼べるほど十分に含まれているわけではありませんし、ビタミンB12も含まれていません。玄米が優秀な食べ物なのは間違いありませんが、だからと言って副食を疎かにしたら、やはり体調を崩します。

主食は少なく、おかずは多く

現在の栄養学は、「主食をたくさん摂る必要はなく、むしろ主食を減らしておかずを増やすべきである」という説が主流になりつつあります。

それは、今の現代人(特に日本人)が糖分を過剰摂取気味であり、それが原因で低血糖症やうつ病など、あらゆる健康問題を引き起こしているからだと考えられているからです。

白米というのは「粕(カス)」ですから、読んで字のごとく栄養素をほとんど捨て去った「残りかす」なんです。ある医療ジャーナリストなどは「白米を食べるのは、砂糖を食べているのと同じだ」と、辛らつに述べています。

米はデンプンですから、体内で分解されればブドウ糖になりますので言ってることに間違いはないのです。上の表を見れば分かるように、白米に含まれている主な栄養素は炭水化物(デンプン)ですから、砂糖を摂取するのと同じことなんです。

ただ、鋭い人なら上の表を見てこのような疑問があると思います。

「炭水化物が主な成分なのは、玄米だって同じじゃないか?」

その通りです。そしてさらに本音を言いますと、

玄米に含まれている栄養素の「量」は、そこまで凄くはないのです・・・。

白米と比べると、各栄養素が数倍含まれていますが、それは「残りかす」と比べたらそうなのであって、厚生労働省が発表している「第6次改定日本人の栄養所要量について」と照らし合わせてみると、ほとんどの栄養素が足りていないことが分かります。ですので、玄米は「完全食」の定義から全く外れていることになります。

五大栄養素がバランス良く含まれているにせよ、日本人の1日の栄養摂取基準量からみると、含有量は全くたいしたことはない・・・。しかし、それでも私が玄米を推す理由は別にあります。

それは驚異の解毒効果と、強力な抗がん作用があるからです。

しかしながら、玄米の強力な抗がん作用は、炊き方を工夫しないと効果を発揮しません。
これを知っているか知ってないかで、ガン患者の生死を分けると思っています。その調理法をあとから画像入りで紹介します。

非常に簡単ですし、そこまで手間はかからないので、誰でも簡単に実行できると思います。
よかったら参考にして下さい。

また、数が少ないので本当はあまり紹介したくないのですが(苦笑)次回か次々回の記事あたりで、私が毎日食べている玄米を教えます。

多少高いですが非常に手間隙をかけて作られていますし、私自身も1年あまりこの玄米を食べ続けてきて、抗がん剤なしで現在まで再発を免れてきてますので、自信をもっておすすめできる抗がん食品です。

白米と比べて約8倍も食物繊維が含まれている

「便秘解消には食物繊維!」とよく言われますが、玄米には食物繊維が豊富に含まれています。ですので、便秘気味の方には玄米食はおすすめです。

私が大腸がんになったのをきっかけに、我が家では主食を白米から玄米に変えましたが、父が何十年もの間悩んでいた慢性便秘が、1~2週間程で治ってしまいました。

オリゴ糖とかヨーグルトとか色々なものを試していたのですが、全然よくならなかったのです。

よくお腹が張って苦しがっている父を見ていたので、「可哀想だな・・・。」と思っていたのですが、それが数週間で治ったのを父から聞いた時、さすがにびっくりしました。他の健康食品と比べても、玄米の整腸作用は凄まじいものがあると感じました。

因みに、サプリメントで食物繊維を摂ると、逆にお腹に悪いようです。
どうやら食物繊維を多く摂り過ぎてもダメらしく、腸を刺激し過ぎて粘膜を傷つける可能性があるそうです。(参考 → 大腸がん予防とプロバイオティクス

あと、「食物繊維の種類にもよる」ようですね。
繊維の構造が荒いものだと、刺激が強過ぎて腸内をお掃除どころか、傷つけてしまうんじゃないかと考えています。それはサプリメントだけではなく、自然の食品にも言えることのようです。

特に胃腸炎や潰瘍性大腸炎など、「消化管の粘膜が弱っているとき」は、かえって逆効果になるのでしょうね。

サプリメントの場合、どうしても摂り過ぎる危険性があります。
野菜や穀物で食物繊維をたくさん摂ろうとしても、食べる量には限界がありますので、過剰摂取による問題は起きにくいと思っています。「玄米+雑穀米」なら、少量頂くだけでも十分でしょう。

食物繊維より強力な解毒効果を持つ!フィチン酸

玄米にはフィチンという物質が含まれており、そのフィチンが体内に入ると、化学結合が取れてフィチン酸になります。

フィチン酸は、農薬や化学肥料や食品添加物などの化学物質、または水銀、鉛などの有害重金属などの「体内に存在するあらゆる毒物」と結合して体外に排出する働きがあります。これを「キレート作用」と言います。

食物繊維も「体の掃除屋さん」と呼ばれるように体内の老廃物を排出する働きがありますが、フィチンはその比ではありません。食物繊維の強力版と考えたほうがいいでしょう。

特に水銀や鉛のような「骨や内臓にまで浸み込んでしまってなかなか排出されない毒物」にも効果があることが分かっていて、フィチン酸を用いた治療法(キレート療法)が確立されています。それくらいフィチン酸には強力な解毒作用があるということですね。(参考 → IP-6 & Inositol (IP-6イノセル)ナチュラルキラー細胞を活性化し、がん細胞の増殖を阻止するサプリメント

フィチン酸が体内に堆積した放射性物質を排除してくれる

東日本大震災が起きたことにより、放射能による被曝が心配されている昨今ですが、ここでもフィチン酸が活躍します。

テレビやネットで何度も言及されているので既に知っている人も多いと思うのですが、フィチン酸は、体内に取り込まれた放射性物質と結合して排出する働きがあります。

有害金属もそうですが、放射性物質は体内の奥深いところに入り込み、ほとんど排出されないと考えられてきました。例えばセシウム137は半減期が30年ですから、体の中に取り入れられてしまうと、それから30年もの間ず~っと体内で被爆を受け続けることになります。毎日CT検査をしてるようなものです。

そうすると、体の中で延々と炎症と修復が繰り返されますから、やがて異常な細胞が生まれてきます。ガンです。体内被曝を受けた人々の中から5年、10年経つと、甲状腺がんや肺がん患者の数が増えてくる可能性が高いのはその為です。

おそらく、玄米の放射性物質除去の可能性に最初に気づいた人は、秋月さんという日本人医師です。
彼は長崎に落とされた原子爆弾の近くにある病院(爆心地から1.8キロメートル)で働いていました。爆弾が投下され、スタッフと一緒に、日々患者の救助に当たっていたところ玄米と味噌汁の信じられない力を目の当たりにしました。

その時の体験を、NPO法人日本綜合医学会理事である井上明さん(株式会社玄米酵素講師)が、「原爆(放射能)に勝った玄米と味噌汁」という記事で述べられています。以下、引用します。

原爆(放射能)に勝った玄米と味噌汁

長崎の原爆投下直後から、献身的に被災者の救護・治療に活躍された、聖フランシスコ病院の秋月辰一郎医師は、「昭和20年8月9日の原子爆弾は長崎市内を大半灰燼にし、数万の人々を殺した。

爆心地より1.8キロメートルの私の病院は、死の灰の中に廃墟として残った。私と私の病院の仲間は、焼け出された患者を治療しながら働きつづけた。私たちの病院は、長崎市内の味噌・醤油の倉庫にもなっていた。玄米と味噌は豊富であった。さらに、わかめもたくさん保存していたのである。

その時私といっしょに、患者の救助、付近の人びとの治療に当たった従業員に、いわゆる原爆症が出なかった原因の一つは、「わかめの味噌汁」であったと、私は確信している。」と、著書「体質と食物」(クリエー出版)に書かれている。

「わかめの味噌汁と玄米食」で自分の結核を克服したと信じていた秋月医師は、スタッフ全員に「わかめの味噌汁と玄米食」を勧めていた。また砂糖(甘い物)は避けるように指示した。そのおかげで、医師・看護師らは獅子奮迅の働きで多くの命を救い、原爆症を発症したスタッフは一人もいなかったという。

味噌(大豆)のたんぱく質やビタミン・ミネラル、わかめのミネラル(ヨウ素やカルシウムなど)・繊維、玄米のビタミン・ミネラル・ファイトケミカル(フィチン酸・フェルラ酸など)等々の総合力によって放射能の害を抑えたとしか考えられない。


広島の原爆では、9歳で被爆した少女が玄米食で奇跡的に回復し、その後結婚されて7人もの子宝に恵まれた。佐和子さんは外で遊んでいる時にピカドンの爆風で飛ばされ、屋根から転がり落ちて我に帰った。足の裏まで焼けた全身やけど(髪の毛も眉毛も黒こげ)のなか、必死の思いで母親を見つけ出した。

全身に水をかけられ病院に運ばれ即入院。奇跡的に一命を取りとめたものの、ケロイド(やけどの傷跡)は切っても切っても盛り上がり、夏場はその傷口からウジがわいて、そのウジを取って暮らすのが辛かったという。高校生になるまで、母親は佐和子さんに鏡は一切使わせなかった。

こんな醜い顔では結婚もできない。原爆症で白血球も肝機能も低下し、生きる支えはただ一つ、勉強して研究者になり原爆・放射能の研究をしようという思いだった。彼女は猛勉強をして広島大学工学部に入学、放射能の研究一筋の生活に入った。そして玄米食をしていた平賀先生と巡り合う。

先生は暇さえあれば佐和子さんを山へ連れ出し、山菜や薬草を取りに行き、「玄米を食べて治らない病気はない。身体の浄化作用をするのは玄米の働きだから、玄米を食べれば原爆症だって治る」と言って玄米食を勧めた。

その言葉を信じて玄米食を始めた佐和子さんの身体に、数カ月で変化が起きた。あの焼けただれたケロイドの皮膚がポロポロと剥がれ落ちてきたのだ。髪の毛も眉毛も元通りに戻った。そして平賀先生と結婚、なんと7人の子供を生み育てたのだ。これも命ある玄米や野菜・海藻の総合力以外の何物でもない。


最後に秋月医師の著書より。「日本人は米・麦が主食で、副食として何が一番優れているかを考察すべきである。米・麦飯には、やはり何といっても、油揚、わかめの味噌汁が傑作である。」

食生活は種々の食物の総合力であることは明らかだ。普段から野菜・海藻多めの日本食で主食は玄米に努めることは勿論だが、原発の事故により放射能が放出されている非常事態の今こそ、玄米・大豆(味噌など)・野菜・海藻の総合力によって多くの人々が何としても自らの生命と健康を守っていただきたいと思う。

出典:原爆(放射能)に勝った玄米と味噌汁

玄米の可能性を感じさせてくれる内容です。
また、味噌や醤油や納豆のような大豆の発酵食品にもフィチンが含まれていますから、被爆されて方々には最適の食事メニューだったのでしょう。

ガンに打ち克つ食事のポイントは「総合力」「バランス」です。玄米と大豆食品を「毎日食べるもの」に据えたうえで、副食として、野菜、果物、海藻や魚、肉なども、腹7分くらいでバランスよく摂り入れれば、いうことなしでしょう。

体に良いものを摂り入れることよりも、「どんどん出す」ほうがいい

体に良い栄養素を摂り入れると共に、どんどんデトックス

ただ、そうは言ったって、毎日毎日バランスの良い食事なんて出来ますか?出来ませんよね?

もちろん私のようなガン患者は出来る限り食養生に努めなければいけませんが、付き合いで飲む場合もあるだろうし、仕事の取引先との接待中に、「あ、私は肉は食べません。あ、これは農薬や添加物まみれなので食べません」なんて、場がシラけるので出来ないですよね?

健康にはなれるかもしれませんが、その代わりにいろんなものを失うような気がするので、やり過ぎはダメでしょう。

そもそもこの日本で生きていく限り、添加物や農薬から完全に逃れることは出来ません。
日本にある食べ物の全てと言っていいほど、なんらかの化学物質が使われています。

病気になったら、薬を飲まなきゃいけません。CT検査の為には造影「剤」を飲まなきゃいけないし、大腸カメラの前には下「剤」を飲まなきゃいけません。私達の生活のあらゆる場面でそのような「異物」が関わっていて、なくてはならない存在になっています。

「異物」と書きましたが、もちろん恩恵もあります。
野菜が虫にやられることは少なくなりました。食品添加物を使用することで、食べ物が長持ちするようになりました。味も良くなりました。食べ物が痛みにくくなりました。

「食べ物が痛みにくくなった(腐りにくくなった)」というのは、ある意味では少し怖いですが、別な観点から見れば、雑菌による食中毒が起きる危険性が少なくなったとも言えるのです。

薬が開発されることによって、昔は死ぬ病だったのが、今では完治するようになってきています。そのような恩恵を無視して、現代医療や化学物質を使った農林畜産業を批判するのは「科学の無視」であり、「進化の否定」であり、「偏った認識」だと思います。

「異物」に適度に頼りつつ、異物の新陳代謝を促進する・・・。

私はこれが現実的な選択だと思います。「異物」を完全に避けることは無理なんだから、体に入れたときはキレイさっぱり排出する。そのような工夫をするべきでしょう。

その為の強力ツールとして働くのが「玄米」なのです。玄米に含まれる食物繊維フィチンの相乗効果により、体に入ってきたあらゆる「毒物」を速やかに排出してくれます。

玄米食を続ければ、原爆症から見事に復活した佐和子さんのように体の中が浄化されるでしょう。

たまにはコンビニ弁当を買ってもいいし、外食もしてもいい。日々の食生活で玄米を取り入れてさえいれば、多少体に毒が溜まったって、玄米の力ですぐに排出されるでしょう。

それくらい余裕があるほうが食事療法は続けやすいし、精神的にもストレスが溜まらなくていいでしょう。

玄米にまつわる不思議な話

長年玄米食を続けることで、体に溜まっていた毒物や老廃物の浄化がかなりのレベルで達成されると、「不思議な体質」になるのかもしれません・・・。

昭和38年に三重県名張市で、「毒ブドウ酒事件」がおこりました。

農薬入りのブドウ酒を飲まされた17人のうち、5人が死亡、11人は命は助かったものの、七転八倒の苦しみ。

ところが、浜田能子さん(愛農学園農業高校理事、浜田耕作夫人)だけは、飲むとすぐ反射的に吐き出してしまったため、なんの害も受けなかったばかりか、倒れた人達の快方役さえ努めたのでした。

なぜ彼女一人だけに、こういう反応が生じたのでしょう?

浜田家では長年、玄米を常食しています。

玄米を常食する人は、血がキレイである。本能が健全である。こういう体は毒を受けつけない。

また、玄米の胚芽自体に拝毒作用があります。だから、自律神経の命令で自然に吐いてしまった。日頃の玄米食おかげで助かったのです。

(出典:櫻木建古「玄米食のすすめ」風媒社、1974.6.20発行、まえがきより引用)

浜田さんの「反射的に吐き出した」という反応が、本当に玄米食のおかげなのかどうかは分からないので、正直しっくりこない話ではあります。

「玄米を常食する人は、本能が健全である」と書いています。

自律神経は無意識で動いている、つまり本能で動いていますから、玄米食によって本能が健全になれば、自律神経も健全に働くようになる。健全な自律神経は、「毒」に対して的確に反応するようになった。と、おそらくこういう理屈でしょう。

この櫻木さんが書いた「玄米食のすすめ」という本は、私が玄米食を始めて1~2ヶ月目くらいに読んだ本です。

内容が玄米の話というよりも、スピリチュアル的な話が多いなので、(自然食志向派に多い傾向です)正直胡散臭いんですが(笑)玄米食を1年も続けてみると、浜田さんほどではないにしろ、私自身も感覚が鋭くなってきたような気がします。

体に良い食べ物と悪い食べ物がなんとなく分かりますし、悪いものを食べた時、体にすぐ症状が出るんです。逆に良いものを食べた時も反応がすぐに出ます。

でも、これが良いことなのか悪いことなのかは、微妙だと思います。
確かに危険なものを避けることはできるけども、要は「体が過剰反応してる」ってことなので・・・。

【妄想乙】玄米のおかげでパチスロで負けなくなった(笑)

さらに、もっと妄想を膨らませた話をします。(笑)
本能が健全になるということは、無意識が健全になるということですよね。

で、人間は無意識の状態でも膨大な情報を並行的に処理して(並列処理)答えを導き出すような作業を日常的に行ってるそうです。

これは頭のいいやつだけの才能ではなく、私のような凡人でも、思考のレベル(情報処理のレベル)の差はあるにしろ、普通に出来ることなんですね。あなたも毎日やってることなんです。無意識なので気づかないだけらしいです。

これが機械とは違って、論理をすっ飛ばして答えを導くことが出来る人間の優れた能力であり、それが「潜在意識」とか「第六感」とか「直感」とか「インスピレーション」とか「霊感(笑)」という言葉で表現されていると思うのですが、最近そういう感覚が鋭くなってきたというか、やたら運がいいんです。(^ー^)(笑)

パチスロでほとんど負けていないし、くじ運もいいし、お菓子を買ったらよく「当たり!もう1個おまけ」を引くし・・・。(笑)あんまりそういうの信じないタイプなんですが、実際に自分の身に不思議なことが起こってくると、「そういうこともあるのかもしれない」と思うようになりました。

ですので、パチスロで大勝ちしたい人は、どうぞ玄米を食べて下さい。初めのほうで、「実践と経験を積み重ねて確かな結果を得た」と書いたのは、このような意味も含んでいるのです。

という冗談はさておき、(笑)まぁこの話はネタというか、話半分で読んで頂けたらと思います。(^ー^)

玄米食には減量(ダイエット)効果があり、しかもリバウンドしにくい

さ、さて話を戻します。(^^;

先程説明したとおり、玄米にはフィチン食物繊維という「毒素排出作用の二大巨頭」が含まれていますから、体が不純物まみれの人や余分な脂肪が溜まっている人は、玄米食を続けることでそれらが徐々に排出されていくので、少しずつ痩せていきます。(※即効性はないです)

少し前に、モデルの押切もえさんが玄米を食べてダイエットに成功したことが話題となって、「玄米ダイエット」なるものが一時期ブームになったようですね。

押切もえさんがやっていた食事がどのようなものか分からなかったので、ちょっとネットで検索してみたのですが、やはりバランスが素晴らしいですね。

注目すべきは主食です。玄米とか十六穀米のことじゃありません。
主食の量が少ないです。さすがモデルさんです。本人も相当勉強されていると思うし、モデルさんにもアスリートのように専属の栄養士や管理栄養士がついているのかもしれませんが、食事全体の量とバランスが素晴らしいですよね。

そして主食を「玄米+雑穀」に切り替え、なおかつ主食の量を少なめにし、副食をバランスよく取り入れている、そしてしっかり動物性蛋白質も摂っていらっしゃる。

ダイエットしている女性にありがちな「勘違い」ですが、「肉を食べたら太る」とか「脂肪がつく」と、単純に考えていることです。肉や脂を控えたとしても太る時は太りますし、蛋白質の摂取量を控えることによりプロポーションも乱れますし、早く老けます。

痩せてもシワシワの肌で体力も生気もない体つきの人って、女性だろうが男性だろうが魅力ありませんよね。それどころか、仕事や普段の生活にも様々な支障がでてくるので、肉を極端に控えるのはやめたほうがいいです。

また、非常に残念なのは、押切もえさんが玄米を食べているということで、一部の過激な玄米信仰者が、

「ほら、玄米にはダイエット効果があるし、若々しさを保つ最強の食材なのです!肉は体を酸化させるので、徹底排除すべきです!!」

などと、押切もえさんが言ってもいないことを付加してきますが、そんなことをしても押切もえさんみたいにはなれません。

肉(動物性蛋白質)を徹底的に排除し、厳格な玄米「菜食」をずーっと続けていくと、確実に体を壊します。これは私が体験済みです。(これについては詳しく解説したいので、また別のシリーズを設けて、何記事かにわたって解説するつもりです。)

皆さんに二の舞を演じてほしくありませんので、ガンの闘病中の方もダイエット中の方も、是非しっかりと動物性タンパク質を食べていただけたら、と思います。

玄米は副作用のない天然の抗がん剤

上記の表ように、玄米に含まれている栄養成分には、ビタミンEやビタミンA(β-カロテン)など、抗酸化作用のある栄養素がたくさん含まれていますが、ガン患者にとってうれしいのは、「天然の抗がん剤」と言われる物質がいくつも含まれていることです。

それは、「フィチン」「RBF」「RBA(α-グルカン)」という栄養素です。
フィチンはここでも頑張りますね。

一つずつ解説していきます。

RBF(Rice Bran F)が、がん細胞にアポトーシス(自己死)をもたらす

RBFは、玄米の米糠(こめぬか)の部分に含まれている物質で、増殖に必要なエネルギーをがん細胞に供給するのを防ぎ、がん細胞を兵糧攻めにします。

その結果、ガン細胞は増殖することが出来なくなり、あっという間に寿命がきて死んでいきます。

ガン細胞はエネルギーが供給される限り無限に増殖する異常な細胞ですから、その供給を絶つことでガンの進行を止める働きがあるのです。

このRBFが凄いのは、ガン細胞のエネルギー代謝だけを特異的に選択してエネルギー(ATP)産生をシャットアウトすることです。

ガン細胞は、正常細胞とは全く異なるエネルギー代謝を行っています。
そこがガン細胞と正常細胞の大きな違いの1つであり、ガン細胞がどんなに変異しようが、そこだけは「変わらない部分」なのです。

その「変わらない部分」を目印にしてガン細胞だけに働きかけるというのは、今までの抗がん作用とは全く異なった作用機序(メカニズム)であり、言ってみれば「極めて精度が高い分子標的薬(※ガン細胞だけを攻撃する抗がん剤のこと)」です。

そのような作用機序を持つ薬剤は、開発するのが難しいのか、未だに存在していません。

細胞にエネルギーを作らせない薬(ATP阻害剤)というのは、普通に考えれば猛毒ですから、「治療薬」として開発するのは危険過ぎるのでしょう。

たぶん、抗がん剤の副作用どころの話ではないと思います。
ちなみに、代表的なATP阻害剤は青酸カリですからね・・・。(苦笑)

ボブサップみたいな化け物でも、ご飯を4日くらいあげなければ、たぶん一般人でも倒せます。RBFの作用機序を分かりやすく言えば、一般人にはご飯を供給するけども、ボブサップに対してはご飯を取り上げてしまうようなものです。(笑)

ボブサップと私ならすぐに見分けがつくのですが、ガン細胞と正常細胞はほとんど見分けがつきません。

また、いったん見分けがついたとしても、すぐに変装してご飯をもらうことができるのです。
従来の抗がん剤、分子標的薬や血管新生阻害剤が途中から効かなくなるのは、そういう事情があるからです。

RBFが賢いのは、ガン細胞がどんなに変化しようが「変わらない部分」を知っているので、ガン細胞だけピンポイントで弱らせることが出来るところです。

直接ガン細胞を叩くことはしないようですが、ガン細胞を兵糧攻めにすることで「ご飯を食べていないボブサップ」のように弱らせることが出来るのです。(※【重要】薄々気づいていると思いますが、私はボブサップは嫌いです)

「大人しいガン」と「凶悪なガン」は、一体なにが違うのか?

ガンにも「大人しいガン」と、あっという間に遠隔転移するような「凶悪なガン」がいますが、おそらく「(ガンに対する)エネルギー供給量の違い」でこのような差がでてるんじゃないか?」と私は推測しています。

凶悪なガンであればあるほど、「体内からエネルギーを横取りする能力が強い」ということです。つまり、凶悪なガンであればあるほど体内から栄養素を奪っていくので、患者はみるみるうちに痩せ細っていくのです。

ヤクルトの記事でも書いたとおり、「凶悪ながん細胞」ほど、体内の免疫機構を寝返らせ、自分のところにエネルギーを供給させて爆発的に増殖するのですが、RBF(Rice Bran F)は、エネルギーがガン細胞に供給される前にに変化させて無駄遣いさせるようです。

いくら「凶悪ながん細胞」でもご飯食べてないので、そのうち衰弱して餓死します。

ですので、「RBF(Rice Bran F)の働きによって、少なくとも増殖スピードは落ちてくるんじゃないか?」と私は考えています。

このRBF(Rice Bran F)で、がん細胞を兵糧攻めにして弱らせたうえで、他の抗がん成分で止めを刺そう!

1年前、そのような戦略を立ててたことを、今でもはっきりと覚えています。

RBA(Rice Bran A)α-グルカンが、免疫力を活性化させ、ガン細胞を殺す

グルカンと聞いて、ピンときた方もいると思いますが、ガンに効くと言われているアガリクスの抗がん作用は、主成分であるβ-グルカンの働きです。分子の結合様式の違いによって、α-グルカンとβ-グルカンに分けられます。

β-グルカンは免疫賦活作用(免疫力を活性化させる働き)があることが医学的に証明されており、クレスチンやレンチナンなどのキノコ由来免疫医薬品が開発されています。

アガリクスには「まがい物」が多いらしいですが、医薬品の原料として使われているってことは、「(質が良いものに限っては)効果・効能に対しての安全性と信頼性がある」ということだと思います。

ちなみに余談ですが、β-グルカンを摂るのであれば、バカ高いアガリクスよりも、シイタケや舞茸(マイタケ)のほうが、質も量も多く含まれていることが食品分析の結果で分かっています。

キノコに含まれるβ-グルカンの量
ハナビラタケ乾燥100gあたりの成分分析表(2008年4月 日本食品分析センター調べ)

ですので、アガリクスを買うよりも、シイタケや舞茸(マイタケ)を定期的に食べたほうが効果ありますし、安上がりでいいです。

勘違いする方もいらっしゃるかもしれませんので一応言っておきますが、ハナビラタケも辞めておいたほうがいいです。単純に高過ぎます。よほど経済力がある方じゃないと継続することが出来ません。

キノコ類ではβ-グルカンの質も量もピカイチなのは間違いありませんが、安くてもっといいものがあります。

β-グルカンをサプリメントとして摂りたいのであれば、キノコ由来ではなく、パン酵母由来のβ-グルカンのほうが世界的にも評価が高く、質・量ともにキノコ由来を圧倒していますので、おすすめです。私もずっと飲んでいます。

また、キノコと比べて生産が容易なので、安価で作れるのもいいですね。
しかも、キノコ由来と違って副作用や被害が一切ないのも魅力です。

ちなみに、キノコ由来のβ-グルカンに副作用が多い理由は、キノコには土壌の有害金属を吸い上げる性質があり、成長するにつれてキノコ自身の内部に多量の有害物質が濃縮してしまうからです。

ですから、汚染されている土壌でキノコを栽培なんかしたら、まさに言葉通り「毒キノコ」の出来上がりです。(苦笑)

だからキノコ由来のやつは、質の差が半端ないんです。そんなサプリメントを継続して飲もうなんて、思いませんよね・・・。

私が飲んでいるのは「パン酵母ベータグルカン85」というものです。おそらくこの商品がアジアや欧米も含め、最も優れているβ-グルカンサプリメントだろうと思います。

抗がん剤に匹敵するような抗がん活性があり、しかも副作用はない

α-グルカンには、β-グルカンのような機能性はないと考えられていました。
というか、そもそも注目されていないので、β-グルカンのように熱心に研究が行われてはいませんでした。

ですので、「機能性はない」ではなく「誰も調べてないので分からない」と言ったほうが正しいのですが、そのなかで医学博士の伊藤悦男さんは、α-グルカンに注目したはじめての研究者だったのかもしれません。

β-グルカンに勝るとも劣らない抗がん作用がある・・・。

伊藤さんは、自身の著書でこう述べています。

一方、私たち琉球大学の研究で見つけた玄米成分のRBAはα-グルカンです。

β-グルカンとα-グルカンとは、分子の回転方向の違いによって分けられますが、α-グルカンであるRBAもβ-グルカンと同様に、免疫細胞を刺激し、免疫機能を向上させることで強い抗がん性を発揮しました。

つまり、β-グルカンと同じ作用を持つことを、私たちが実験によって証明したわけですが、ここで興味深い違いも出てきました。

β-グルカンを分解するには、β-グルカナーゼという酵素が必要なのです。

ところが、人間の体内にはβ-グルカナーゼがありません。

そのためβ-グルカンは異物として免疫系統を刺激し、活性化するのではないかというのが、キノコ類を研究した方たちの理論でした。

しかし、人間になじみの深いα-グルカンには、この理論は通用しません。

それでいて、先ほどのグラフでもおわかりのように、マウスの移植がんで70%もの成長阻止率が確認できたのです。

キノコ類のβ-グルカンに勝るとも劣らない抗がん性です。

(出典:伊藤悦男『がん患者は玄米を食べなさい ―科学が証明した「アポトーシス&免疫活性」のすごい力
』現代書林、2009.3.16発行、71頁より引用)

さらに、伊藤さんは「RBAは、経口摂取でも抗がん剤の5-FUに匹敵する効果がある」ことを実験で示し、論文を出されています。(参考 → 米糠由来抗腫瘍性多糖RBSに関する研究(第1報)製法, 物理化学的性質及び生物活性について

点滴を打つわけではなく、玄米を食する(経口摂取)ことで、抗がん剤治療と同じくらいの効果があり、しかも上記の論文で示されているように「副作用が全くない」となれば、がん患者が玄米食をやらない理由はないと思います。

玄米由来の抗がん剤が開発されなかった理由

RBFにしろRBAにしろ、これほどの抗がん活性のある物質が、未だに医薬品にならない理由がよく分かりません。特にRBFに関しては、今までにないアプローチで抗がん作用を発揮しますし、しかも副作用がないときてます。

正常細胞だろうがガン細胞だろうが、「みんなまとめて皆殺し」みたいな(苦笑)従来の抗がん剤よりよっぽどいいような気がするし、「何故医薬品にならないんだろう?(´・ω・`)」と気になって調べてみたんですが、どうやら玄米由来の抗がん剤を実際に開発しようとはしていたようです。

バリバリ国際特許もとって、ヒトに対する臨床試験も行わなきゃいけないということで、伊藤さんはいくつかの民間企業(サッポロビールとダイセル化学工業)にスポンサーになってもらい、琉球大学との産学連携で共同開発をしていたそうですが、新薬を認可する厚生労働省には「このような作用機序の抗がん剤は前例がないので、申請を認めることは出来ない」と言って却下されたそうです。

もちろんヒトに対して有効な効果が認められれば、厚労省も重い腰を上げて認可せざるを得なかったでしょうが、時期がバブル崩壊の頃と重なったこともあって、スポンサー企業がお金を捻出することが出来なくなってしまったようです。

臨床試験は数十億円規模の莫大なお金と、薬によっては十数年以上の試験期間が必要なので、結果を待たずして試験は中止となりました。

こうして「玄米成分による新抗がん剤」は幻に終わりました。
伊藤先生は非常に悔しい思いをしたでしょうが、それでも私達日本人に馴染みの深い食べ物に抗がん作用があることを科学的に証明したことは、非常に意義深いものであると私は思います。

RBFやRBAを摂取するには、「玄米の炊き方」にコツがいる

ここまで、RBFとRBAの凄まじい抗がん作用について解説してきました。
玄米を食べることで、この2つの栄養素の恩恵を受けられるわけですが、RBF(Rice Bran F)やRBA(Rice Bran A)は、玄米の固い細胞壁(セルロース)の中に覆われているので、普通に炊いたのでは、RBFやRBAは体に吸収されません。

この問題を解決するには、この固い細胞壁を水で軟化させ、溶かされる必要があります。

どうすればよいのか?高熱での焙煎処理です。

つまり、乾煎りすればよいのです。

伊藤先生は、自身の著書で、

「昔から言い伝えられているという病人食のなかに万病に効くという『玄米粥』なるものがあるとの知識を得ました。

昔からの伝統方法ですが、玄米を炒ってから煮るという方法です。

たしかに、玄米のセルロースの硬い膜が水で軟化し、溶かされる為には高熱での焙煎処理が必要です。

そんな理論など知らないまま、玄米を炒るという方法で処理していた祖先の知恵に舌を巻きました。

(出典:伊藤悦男『がん患者は玄米を食べなさい ―科学が証明した「アポトーシス&免疫活性」のすごい力
』現代書林、2009.3.16発行、63頁~64頁より引用)

と述べています。

私は料理とか調理方法とかに全く疎いので、「乾煎り」することでどんな効果が得られるのかをちょっと調べてみました。

どうやら乾煎りすることによって、食物の

  • 余分な水分をとばす
  • 香ばしさを引き出す
  • 消化しやすくなる
  • 柔らかくして、内部の栄養素を抽出しやすくする
  • アクなどの毒素を無毒化する

効果があるそうです。

玄米の唯一の弱点と思っていた「消化しにくい食べ物」というのも、これで解決出来ます。

ナッツ類を乾煎りするのも、消化しやすくして内部にある栄養素を抽出しやすいようにする為らしいですね。

栄養豊富なかぼちゃの種やひまわりの種もそうですが、種(種子類)というのは「大事な子孫」ですから栄養素がぎっしり詰め込まれていると同時に、外敵にやられない為に「堅い細胞壁」と「発芽抑制因子」で守られています。

この発芽抑制因子が「よくできてるなぁ~」と思うのは、種が育つのに良い環境が整うまで、発芽してしまわないように抑制をかけていることです。

そして、条件(程よい日光・温度)が整えば、発芽抑制因子は不活性化して、今度は発芽を促進させる物質(発芽促進因子)が活性化し、めでたく発芽することになります。

また、発芽抑制因子は、動物などの外敵に食べられても大丈夫なように、胃酸やその他の消化酵素から種を守ってくれます。

種を食べてもほとんど消化されずに便から排出されていくのはその為です。
私はガン再発防止の為に、ゴマをミルで砕いて消化しやすくし、玄米にふりかけて食べているのですが、こないだの大腸カメラで自分の腸の内部が移っているモニターを眺めていると、消化されずに残っているゴマが結構ありました。

他の内容物は一見して便と分かるほど姿形が変わっているのですが、ゴマだけはほとんど原型をとどめているのです。ゴマも種なので消化しにくいことは知っていましたが、モニターをみて、まさかこれほどとは思いませんでした。

「まだまだ砕き具合が足りなかったのかも・・・。」と思って、ミルを長時間回し続けると、今度は細かくなり過ぎてペースト状になってしまい、ふりかけに適しません。(苦笑)なかなか調整が難しいですね・・・。

「植物が果実を実らせる理由は、動物に種ごと食べてもらい、出来るだけ遠くに子孫(種)を運んで「糞」として排出してもらい、新たな土地にて子孫を繁栄させる為だ」

と言ってた生物学者がいましたが、植物と動物の「持ちつ持たれつの関係」と言うのでしょうか、「自然の摂理」はよくできています。

この「自然の摂理をぶち壊して、いいとこ取りをする」のが乾煎りです。

乾煎りすると、種子類の「堅い細胞壁」を軟化させます。軟化させることによって、中に含まれている栄養素が吸収できるようになります。また、発芽抑制因子は熱に弱い(といっても、乾煎りが必要なくらいの高温でないとダメらしい)ので、無毒化されます。

つまり、乾煎りすることによって、「堅い細胞壁」と「発芽抑制因子」の二大問題を解決することが出来ます。

そうすることによって、玄米の抗がん成分も体に吸収することが出来るようになり、かつ「消化に優しい食べ物」になります。

実際に乾煎りした玄米と普通に炊いた玄米とでは、腹持ちが全く違います。
乾煎りした玄米の方が、腹持ちが悪いんですね。

「腹持ちがいい」ことを良いことのように捉えている風潮がありますが、酵素栄養学的観点からみると「消化に負担がかかり過ぎて、ダメダメな食べ物(食事)」という判定が下されます。

「不健康な食事」と言うのは言い過ぎかもしれませんが、消化に負担がかかるような食事ばかりしていると、体中の酵素が消化ばかりに使われちゃって疲弊してしまいます。

昔、酵素に関する動物実験が行われました。ネズミと鶏にエサとして生の大豆を長期間与えたところ、そのうちの大半は膵臓が肥大し、衰弱したり成長が止まったり、なかには病気を患うものもいました。

大豆は「豆」です。なんの処理も施されていない大豆は、発芽抑制因子が活性化しています。

つまり、消化に負担がかかりますから、生の大豆を食べさせられたネズミとニワトリは、これらを消化する為に大量の酵素を膵臓から分泌しなければならなくなり、膵臓がムダに働かされ、酵素がムダに消費させられました。

酵素は体のあらゆる代謝に関わっていますから、それが不足するということは、内臓が正常に機能しなくなるということなので、病気を罹ったり衰弱するという結果になったのです。

「腹持ちがいい食べ物」と「胃もたれする食べ物」は同じ意味です。
すぐにお腹が空いちゃうような食べ物は、あまり「満腹感」がなく、満腹になったとしてもすぐにお腹が空いてくるので、「食べた気がしない」「満足感がない」かもしれませんが、それは「体に負担のかからない食事をしている証拠」なのです。それに様々な栄養バランスが伴えば、言うことなしです。(それが難しいんですけどね・・・。)

ということで、「玄米を乾煎りする」というのは、単に抗がん成分を抽出するだけではなく、消化の負担を軽くするという一石二鳥の効果があるのですね。

では、伊藤先生が書かれた本『がん患者は玄米を食べなさい - 科学が証明した「アポトーシス&免疫活性」のすごい力』に書かれているやり方に習って、【がんに効く玄米ご飯の炊き方】を画像入りで解説したいと思います。

ちなみに、自分なりに少しアレンジしました(初めての「がんに効く玄米ご飯の炊き方」体験記のページも非常に参考になりました)。ありがとうございます。m(_ _)m


玄米の炊き方その1玄米を1カップとり、水に2~3時間ほど浸水させておく(一人分)。

追記:乾煎りするのであれば2~3時間浸水させる必要はなく、米粒が水分を十分に吸い込んだ時点で「手順2」に移って頂いてもOKです。

RBAやRBFを効率よく吸収出来る炊き方その1:水に浸して消化しやすいようにする。

『初めての「がんに効く玄米ご飯の炊き方」体験記』では48時間浸けていますが、

私が食べている玄米は福岡江久母さんの発芽前玄米なので、すぐ発芽状態になりますから「そんなに長時間浸けなくてもいいかな?」という判断です。

本で説明されているやり方とは違いますが、あらかじめ水に浸けていた方が炊き上げたときにふっくらしますし、普通の玄米よりも消化しやすくなりますし、ギャバ(γ-アミノ酪酸)の含有量も2~3倍に上がります。

ちなみにギャバの効果・効能ですが、特に脳の興奮を抑える働きがあります。

逆に脳の興奮を促がす働きがあるのが、同じアミノ酸のグルタミン酸です。

ギャバ(γ-アミノ酪酸)は、

精神の安定作用、鎮痛作用もあり、うつ病、不眠症、記憶障害(記憶力アップ)の改善や、肝臓や膵臓の機能改善、脂質代謝、肥満防止、便秘にも効くとされています。

さらに抗がん作用(主に大腸癌)、意欲低下の改善、動脈硬化抑制作用、高血圧の改善と予防、心疾患の予防、糖尿病の予防と改善(血糖値の上昇を遅らせ、インシュリン分泌を抑制)、肝機能改善、腎機能改善、膵臓の働きを活性化、肩こり・耳鳴りの改善、更年期障害改善作用、成長ホルモン分泌作用、消臭作用(体臭・口臭など)

さらに、ある程度の時間水に浸すことによって、玄米が発芽状態になり、玄米中では吸収されにくかった、鉄、亜鉛、マグネシウム、亜鉛などの、各種ミネラル類の吸収もよくなります。

発芽玄米とギャバについて

さらに、ギャバが含有量が上がるにつれ、玄米のおいしさも増しますので、是非ある程度の時間、玄米を水に浸水させておくことをおすすめします。


玄米の炊き方その2水をしっかり切った後、湿ったままフライパンに入れ、強火でかき混ぜながら乾煎りする

玄米の炊き方その2:強火で乾煎りすることによって、セルロースを壊し、抗がん成分を抽出する

本では「5~6分間乾煎り」と書かれていますが、これは始めに水を加えた量や、米の量によって異なるので、香ばしい匂いがしてきたら火を止めてください。

※焦げ目がつくほど乾煎りしないで下さい。


玄米の炊き方その3水を1カップ(160mg)加える。

玄米の炊き方その3:水を加える

香ばしい匂いが合図なので、水を150mg程加える。

水を加えた途端、激しく沸騰するので、はねた水をかぶってやけどしないように注意!

水の量を多くすればするほど玄米が柔らかくなります。

水を300mg程加えると、お粥より少し硬いぐらいになりますが、人によって「硬さの好み」が違うと思いますので、玄米1カップにつき、だいたい150mg~300mgの水を加えるとよろしいかと思います。


玄米の炊き方その4雑穀米を加える。

玄米の炊き方その4:雑穀米を加える

雑穀米を加える場合はここで加えて下さい。


玄米の炊き方その5「玄米+雑穀米」を内釜に移し炊飯器で炊いて終了!

玄米の炊き方その5:うち釜に移し、炊飯器で炊く

これでかなり消化のいい玄米に仕上がりますので、消化能力の衰えているガン患者には、ちょうどいいでしょう。


ガンの再発防止&治療食、玄米雑穀ご飯

炊き上がった「玄米+雑穀ご飯」に、有機納豆と白ゴマ・黒ゴマ・いわし・鰹節で作ったオリジナルふりかけをかけたものです。

玄米のバランスのとれた栄養素を吸収しやすくし、抗がん成分の「RBF(Rice Bran F)」「RBA(Rice Bran A)α-グルカン」が十分に溶け出した抗がん作用抜群の主食です。

ただ、写真の主食の量は多過ぎるので、(なんでこんなに装ったんだか・・・。)もう少し減らし、その分副食をバランスよく食べるといいと思います。

米の量によって調理時間は多少異なりますが、乾煎りの時間はせいぜい3分~5分ですので全然面倒ではありません。

是非、皆さんも試してみて下さい。

ちょっとした誤解

ここでちょっとした誤解を解いておきます。
一部では乾煎り(高温焙煎処理)したり、お米を炊いたりすることによってビタミンやミネラルの含有量が減るという話がありますが、これはお米を洗う段階の時に水溶性ビタミンが失われてしまったのであって、熱を加えたから熱に弱いビタミンが失われたわけではありません。

そもそも、熱に弱いビタミンはありません。少なくとも調理程度の温度(100℃)で活性を失うビタミンはありません。

ビタミンB、Cなどの水溶性ビタミンが熱に弱いと言われてきたのは、熱を加えることで「煮汁」「肉汁」にそれらがどんどん溶け出してしまい、結果的に食材に含まれている水溶性ビタミン含有量が減ってしまうからです。

つまり、食材から「煮汁」「肉汁」に水溶性ビタミンが移っただけであり、それらのビタミンが熱にやられたわけではありません。太るかもしれませんが、肉汁や油ごと食材を頂けば、よりたくさんの水溶性ビタミンを摂取することができるのです。

また、「ミネラルは熱に弱い」と言われていますが、これも誤りです。

ミネラルは金属です。金属ですから余程の高温に晒されない限り、性質が変化したりはしません。ミネラル自体は水に溶けにくいのですが、有機物と結合して安定している場合が多いので、水に溶けやすくなっています。つまり、ミネラルもお米を洗う時に多少は失ってしまっているのです。

しかし、今説明したことは、あくまで白米での話です。
玄米の場合、栄養素が堅い細胞膜で守られているので、いくら洗っても、調理程度の熱(100℃)を加えようとも、栄養素が失われることがありません。ここでも玄米の優位性がみられます。

フィチン酸が、大腸がんをはじめ様々なガンの発生を抑える

フィチン酸(フィチンが体内に入って変化したもの)に強力な解毒作用があることは先ほど解説しましたが、さらにこのフィチン酸には、抗がん作用抗酸化作用があることも分かっています。

フィチン酸がどのようにして抗がん効果を発揮するかは、フィチン酸研究の第一人者であるアブルカラム・M・シャムスディン博士の著書である【天然抗ガン物質IP6の驚異―革命的効果でガンの治療が変わる (ブルーバックス)】に詳しく書かれていますが、はっきり言ってこの本、「研究者向けの本じゃね?」と思うくらい専門的過ぎて読むのが難しいので、あまりおすすめしないのですが(汗)読まなくても大丈夫なように、要点だけを取り上げてみました。

    ガンに対するフィチン酸の働き

  • がん細胞を正常化させる(※おそらく、全てのガン腫に当てはまる)
  • がんの再発を予防する
  • がん細胞の増殖を抑制する(※正常細胞には影響を与えない)
  • フィチン酸の抗がん作用に対して、ガン細胞は「耐性」を持たない
  • NK(ナチュラル・キラー)細胞を活性化する
  • 純粋なフィチン酸とIP6を4:1で体内に摂取する時に、最も強い抗がん効果を発揮した
  • ガン抑制遺伝子p53の発現を、最大7倍に増強する
  • 副作用が一切ない
  • 動物実験レベルではあるが、大腸がん、乳がん、肝臓がん、皮膚がん、肺がんに腫瘍抑制効果があることが、科学的に証明された。
  • 特に大腸がんに対する抗がん効果が高く、後にヒトでの臨床実験でも、大腸がんの部位に関係なく、予防・再発予防・治療効果があることが、科学的に証明された。
  • 大腸がんに対して、緑茶との併用で相乗効果を発揮する
  • 肺繊維症、肺ガンの腫瘍の大きさや、繊維化が1/6に抑えられた
  • 重度に悪性な肝細胞ガン治療の可能性がある
  • 黄紋筋肉腫の治療へも可能性が開けた。
  • その他の疾患に対するフィチン酸の働き

  • HIV感染やAIDSなどの感染症にも効果がある
  • 血液浄化作用がある
  • 血液をサラサラにし、血管系障害を防ぐ
  • 尿路系結石が改善
  • 鎌状赤血球性貧血を改善。ヘモグロビンSの濃度を下げ、赤血球の鎌形化を抑制する。
  • 高脂血症、糖尿病を改善
  • コレステロール値を下げる
  • うつ病や強迫性障害などの精神疾患にも、一定の効果がある
  • (出典:アブルカラム・M/シャムスディン、坂本孝作訳『天然抗がん物質IP6の驚異 ~革命的効果でガンの治療が変わる~ 』講談社、2000.9.20から引用)

フィチン酸も、RBFのように「従来にはないアプローチ」で抗がん作用を発揮します。
一言で言ってしまうと「ガン細胞を殺さず、正常な細胞へと促すことで、異常な増殖を止める」ことです。

正常細胞は細胞分裂を繰り返すうちに、「分化」といって、皮膚なら皮膚に、爪なら爪の細胞に成熟していくのですが、ガン細胞は何になるともなく、未成熟なまま分裂を延々と繰り返します。そんな未成熟なガン細胞に対して、フィチン酸は成熟化を促します。

がん細胞が成熟化するとどうなるか?
正常細胞と同じように、いつの日か寿命がくるようになります。

今までは栄養が供給される限り無限に生きられたのですが、皮膚がいつかは剥がれ落ちるように、ガン細胞もいつの日か老衰し、増殖も止まり、寿命が尽きるようになるのです。

ガン細胞は、増大さえさせなければ怖くありません。数センチの腫瘍が体内に残っていても、現状維持を保っていればこれ以上悪さはしないので、「治療がうまくいっている」と考えていいのです。

がん治療の一つに「休眠療法」がありますが、それと同じ考え方ですね。
つまり、ガンに打ち克つのではなく、共存していくという治療方針です。ガン細胞をムダに刺激して悪性度を強めるのではなく、進行を遅らせることによって延命を図るのです。

動物実験レベルではありますが、フィチン酸はガン細胞に選択的に作用し、増殖スピードを、1/20から1/50くらいまで遅らせることが証明されています。

これだけガンの勢いを止めることが出来れば、おそらく免疫細胞の勢いのほうが上回っているはずですから、結果的にガン細胞は縮小していくはずです。

そしてさらに注目すべきは、ガン細胞はフィチン酸に対して「耐性を持たないこと」、それに加えて「副作用がない」ことです。

三大療法は、今のところ最も効果があり、科学的根拠がある治療法ではありますが、「抗がん剤は、いつかは使えなくなる」「手術・放射線治療は、体への負担が大きい」ということで、結局のところ【継続出来ない治療法】なのです。何年も何十年も行える治療法ではありません。

治療が継続可能なうちにさっさとガンを治せれば、多少副作用が強くても別に構わないのですが、5年生存率という言葉からも分かるように、ガンとは長期間闘わなきゃいけません。それなのに【期間限定の治療法】に頼り過ぎるのは危険ではないでしょうか?

さっさと治すことが出来ないような病気なら、体に負担をかけずに【長期間継続可能な治療法】を、三大療法と併用して取り入れるべきだと思います。フィチン酸はその候補の一つになると思います。

抗がん剤治療を受けている方は、サプリメントでフィチン酸(IP6)を摂るべき

また、抗がん剤とフィチン酸の併用は相性が良いようです。
何故なら、フィチン酸はガン抑制遺伝子p53を活性化するからです。

ガン抑制遺伝p53の発現を最大7倍に増強

いくつかの興味ある知見が出現しつつあります。私達の遺伝を司る物質(DNA)は、ガン抑制遺伝子を含んでいます。ガン抑制遺伝子は、細胞がガンになる経路を阻止すると考えられたので、このように名づけられました。

p53遺伝子は、分子の警察官の働きをして、遺伝子に傷のついた細胞が遺伝するのを阻止し、これら細胞の増殖を止めるように働きます。

異常細胞の増殖阻止は、ガンが発生してくる経路を遮断するうえで適切な手段です。

p53のようなガン抑制遺伝子に突然変異が起こると、ガンの発生に寄与するという減少がよく観察されています。

したがって、単純に考えてp53遺伝子は正常または過量に存在するのはいいことであり、p53遺伝子に突然変異が起こるのは悪いことだということになります。

最近、私たちの研究室で得られたデータによれば、IP6がガン抑制遺伝子p53の発現を最大7倍まで増幅させるという事実が得られています。(Saied and Shamsuddin,1997)。

p53遺伝子の発現の増幅に伴って、細胞増殖の抑制と細胞の成熟、すなわち細胞機能分化増加が認められました。

先に述べたように、ガン細胞は成熟分化するに連れて、浸潤増殖する性質が低下します。ガン抑制遺伝子p53の発現が低下すると、ガン細胞が化学療法剤に抵抗性をもちます。

かくてIP6は、p53の発現を増大させるゆえに、ガンの補助療法剤(他の化学療法剤と併用してその効果を増大させる、あるいはその副作用を減少させる薬剤)としての役割を確立することになります。

標準的な化学療法剤は、p53の発現を増幅させる物質と一緒に用いるとその抗がん性効果が増加することが証明されています。

※文字装飾は管理人による

(出典:アブルカラム・M/シャムスディン、坂本孝作訳『』本講談社、2000.9.20発行、174頁~176頁より引用)

この本によると、このp53遺伝子が活性化すればするほど抗がん剤がよく効くようになり、副作用も軽減し、がん細胞が抗がん剤に対して「耐性」を持ちづらくなるらしいです。

つまり、「抗がん剤の弱点を全てカバーしてくれる」ことになります。

逆に言えば、ガン抑制遺伝子p53が活性化していなければ、抗がん剤治療をしても、ガン細胞が容易に「耐性」をもつようになります。(参考 → HT-29ヒト結腸癌細胞株におけるIP6による腫瘍抑制遺伝子p53およびWAF1遺伝子発現のアップレギュレーション。

ですので、抗がん剤治療においては、この遺伝子が発現しているかどうかが最重要になります。

抗がん剤の効果がイマイチな方は、玄米を食べることと合わせて、サプリメントでフィチン酸を単独で摂取することをおすすめします。

シャムスディン博士によると、「フィチン酸が最も強い抗がん作用を示すのは、純粋なフィチン酸(IP6)とイノシトールが4:1の割合で、空腹時に体内に吸収された時に、最も強い抗がん効果を発揮した」と説明しています。

因みにイノシトールというのは、「フィチン酸から様々な物質がとれたもの」と理解しておけば十分です。(化学構造まで解説するとややこしいんで・・・。 汗)

銀座東京クリニックさんのホームページのフィチン酸(IP6)に関する解説ページが分かりやすかったので、一部引用します。

【IP-6 & Inositolの抗がん作用】

食物繊維の豊富な食事はがん予防効果があることが報告されていますが、その理由の一つは、食物繊維に含まれるIP-6に抗がん活性があるからだと言われています。

IP-6は抗酸化作用や免疫力増強(ナチュラルキラー細胞活性の増強)、金属に対する強いキレート作用によって、がん予防効果や美容や健康増進効果が示唆されています。

IP-6はイノシトールと同時に摂取したほうが効果が吸収されやすく、さらに抗がん作用が強くなるので、IP-6とイノシトールを混ぜたサプリメントががんの予防や治療の目的のサプリメントとして販売されています。

米国のメリーランド大学医学部病理学のシャムスディン教授は、IP-6とイノシトールを一緒に摂取するとその効果が高まること、とくにIP-6とイノシトールが4:1で含まれる商品が最も抗がん活性が高いことを明らかにし、特許を取得しています。

出典:IP-6 & Inositol (IP-6イノセル)ナチュラルキラー細胞を活性化し、がん細胞の増殖を阻止するサプリメント - 銀座東京クリニック

簡単に言うと、「サプリメント買ったほうがいいよ^^」と言ってるわけですが(笑)でもまあ、その通りだと思います。

玄米を普通に食べていたのでは、体の中で都合よくフィチン酸(IP6)とイノシトールが4:1の割合で存在することはまず考えられません。

しかも、一緒に汁物やおかずも食べるわけですから、体内で複雑な化学反応が起きていることを考えれば、4:1なんて天文学的な確率だと思います。

ここは自然に任せず、人工的に調整されたサプリメントの力を借りたほうがいいでしょう。

もちろん、その比率じゃなくても抗がん作用があるのはシャムスディン博士が実験で示されていますし、自身の書籍でも述べられていますが、バカ高い費用をかけ、しかも辛い副作用に耐えて抗がん剤治療を受けるなら、その効果を最大限に利用したいですよね?しかも、米糠(こめぬか)は簡単に手に入りますから、サプリメントとしてはそこまで高くはありません。

私が飲んでいるのは、シャムスディン博士が開発した特許(アメリカ特許No. 5,082,833) で作られている「IP-6ゴールド」です。

フィチン酸とイノシトールの4:1の黄金比率はもちろんのこと、特許を取得した精製技術でIP6とイノシトールの純度を最高レベルに高めています。

まだ特許が切れていないのか、この技術で作られているサプリメントは「IP-6ゴールド」だけであり、シャムスディン博士の画像を使用出来る唯一の製品でもあります。

しかも、「医薬品レベルの厳しい品質管理を遵守している」と公的に認められた施設(GMP基準)で作られていますので、非常に高品質なサプリであることは確かです。(※アメリカのGMP基準は世界で最も厳しいです)

レビューをチェックしてみると分かるのですが、がん患者の利用者が本当に多いです。
特に3期以上の進行がん、4期の末期がん患者の利用者が多かったです。それだけ海外ではフィチン酸(IP6)とイノシトールの認知度が高いと言えます。(※「IP-6ゴールド」はカプセルタイプ(240錠と120錠)とパウダータイプがありますが、全てのレビューをチェックした結果、私の所見を書いています)

因みにレビューは海外のサプリメントメーカーのものをチェックしました。
この「IP-6ゴールド」がまさか日本で売っているとは思いませんでしたので、はじめは紹介する気はなかったのですが、私達の馴染みのある楽天で売っているのを見つけたので紹介した次第です。私がチェックしたレビュー記事はこちらです。

「完全に寛解した」というレビューは1つしかありませんでしたが、その代わりに

  • 腫瘍は以前として残っているが、少しずつ小さくなってきている人
  • 進行が3年ほど止まっている人
  • 腫瘍マーカー(PSA)の数値が正常値の20倍以上あったのが、正常値に戻った人
  • 抗がん剤と併用したら、より腫瘍が小さくなった人
  • 根治手術後、再発予防の為に飲み続けて2年経つが、経過観察の結果では血液検査、CT検査共に異常が見られない人
  • アスベストに暴露して、肺と胃と気道に慢性的な炎症があったが、それが完全に回復した人

などなど・・・。非常に興味深い体験談がたくさん書かれていました。
レビューなのであまり悪いことはほとんど書かないと思いますが、一つくらいしかありませんでした。

がん患者の中でも特に前立腺ガンの方々のレビューが多かったのですが、その方達は例外なく腫瘍マーカー(PSA)が正常値に戻り、腫瘍の縮小、完全消失から10数年経過している方もいました。

以前、「腫瘍マーカーは当てにならない」と書きましたが、前立腺ガンの腫瘍マーカー(PSA)は、数値の変動と症状の変動がかなり一致するそうなので、腫瘍マーカーの中でも比較的参考になる数値なのかもしれません。(参考 → 前立腺特異抗原

フィチン酸(IP6)とイノシトールの抗がん効果が科学的に示されたのは大腸がん、乳がん、肝臓がん、皮膚がん、肺がんですが、レビューを見ていると、前立腺がん、リンパ節肥大にも効果がありそうです。

ガンの種類に限らず、私のように再発予防の為に毎日飲んでいる方々もたくさんいらっしゃいました。1日に5g~8gほど摂取している方達は、例外なく良い経過を辿っているようです。私もそれに見習って毎日5g~8gを何回かに分けて飲んでいます。


 ~ 追記:2013年6月20日 ~ 

このサプリを飲み始めて2年以上経ちますが、再発の兆候もなければ、1度も血液検査の結果が悪かったことはありません。もちろんこのサプリメント以外にも様々なことを取り入れているので一概には言えませんが、私は「効果があった」と思っています。


私がこのサプリメント(IP-6ゴールド)を見つけたのは、海外の大手サプリメント通販サイトであるIherbです。

Iherbは世界的なサプリメント販会社ですから、そこに集まってくるレビューの数も半端ではありませんので、購入だけでなく効果を検証するのにも利用させてもらってます。海外のサプリメントを購入するなら、Iherbをお勧めします → Iherb

緑茶との併用で、驚異的な抗酸化作用&抗がん作用を発揮する

シャムスディン博士の本によると、フィチン酸&IP6は緑茶との併用でさらに抗がん効果が上がるそうです。

緑茶に含まれているカテキン(EGCG:エピガロカテキンガレート)には、体内で作られる抗がん物質の中でも最強と言われている「グルタチオン – S – トランスフェラーゼ(GST)」の活性を高める働きがあります。緑茶の抗酸化作用が食べ物の中でもトップクラスなのは、体内でGSTの分泌が促進されるからだと思います。

シャムスディン博士は、緑茶とフィチン酸&イノシトールを併用すると、GSTの分泌がさらに促進されることを動物実験で示しています。(出典:アブルハム・M/シャムスディン著、坂本孝作訳『天然抗がん物質IP6の驚異 – 革命的効果でガンの治療が変わる』講談社、200.9.20発行、139頁~140頁)つまり、玄米食と一緒に緑茶を飲むのは効果的だということです。

また、緑茶に含まれるタンニンが鉄分の吸収を阻害するので、食前・食中には飲んではいけないと、あちこちで言われていますが、肉や魚などに含まれるヘム鉄はタンニンによる吸収阻害を受けないことが分かっています。(参考 → 悪い食べ合わせ

体質や遺伝が関係している貧血でない限り、緑茶の飲用による貧血の心配はありません。
緑茶の飲用くらいで鉄欠乏症になる人は、食事が偏っているからに尽きます。

一番初めにも言いましたが、「食事のバランスが摂れている」という強固な土台があってこそ、玄米食やその他のサプリメントの力が活きてくるのです。

私は毎食時に緑茶を飲むようにしています。
私が飲んでいる緑茶は、以前書いた緑茶の記事でも紹介した世界一抗酸化が強いと言われている「教授と作った有機茶パウダー(別名:田口茶)」です。

この田口茶の抗酸化作用は、これまで最も高かった抗酸化作用を発揮していた黒ニンニクよりも、同一重量比でなんと約130倍も高く、通常の食品を測る際の希釈率ではとても測定不可能という驚異の数値を叩き出しました。

緑茶との併用で、フィチン酸とIP6の抗がん作用&抗酸化作用は、さらに高まる

40年以上専用の分析装置を用い、世界中にある450種類以上の食品の抗酸化力を測定してきた田口教授にそこまで言わしめたのが、この「教授と作った有機茶パウダー(別名:田口茶)」です。

この効果をフィチン酸やIP6はさらに高めるそうですから、がん患者は玄米食と緑茶をセットで飲まれることをお勧めします。

また、先程紹介した「IP-6ゴールド」を飲んでいる場合は、緑茶に混ぜて飲むのも良いと思いますが、フィチン酸とIP6の効果を最大限に高めることを考えれば「空腹時」に飲まなければなりません。

しかし、お茶を空腹時に飲むと胃が荒れる方もいらっしゃると思います。
そのような方は、ハチミツを混ぜて飲まれると、胃を荒らさずに済みます。

あとがき

ということで、私が知る限りの玄米食のメリットだけを述べました。これで玄米についての解説は、

  • (1)玄米の栄養価について、効果・効能のほどは?
  • (2)玄米食を続ける事でデメリットはないのか?
  • (3)【まとめ】ズバリ!玄米はガンの治療や再発予防に効果的?
  • (4)実際に玄米を食生活に取り入れ、病気を克服した人の成功と失敗例&体験談やおいしい食事レシピなど
  • (5)どの玄米がおすすめ?私が普段食べている玄米の紹介と、ガン腫瘍抑制効果が上がる!マル秘調理法

この5つのなかの(1)の解説が終わったことになります。次回以降は(2)~(4)について述べます。

一応私の予定では玄米シリーズは(たぶん)4記事で完結する予定ですが、後の2記事は(1)で話したこととかぶることが多々あると思います。何故なら、玄米の最大のメリットと最大のデメリットは、同じだからです。

ですから次回の記事では、玄米のデメリットをいくつか言及しつつ、それをカバーしながら玄米の恩恵を最大限に受ける方法を解説します。その上で【まとめ】として、私なりの「玄米食の結論」を述べます。


 ~ 追記:2013年6月20日 ~ 

玄米食をはじめて1年ちょっとでの「結論」ですが、3年経った今でもそれは変わりません。そして、今のところ「確かな結果」をあげていますので、仲間(がん患者)にとって絶対に参考になると自負しています。


(5)についてはオマケ程度の話です。私が食べている玄米よりもいいものがあるかもしれませんし、(その時は是非、コメントで教えてくださいませm(_ _)m)私の摂取しているサプリメントよりも良いものがあるかもしれません。

ただ、私が実際に食べて、実践してきて効果があったと感じるものをご紹介させていただきます。本当にオマケ程度の話なので、ヒマな時にでも見ていただければ、と思います。重要な話は今回の記事と、次回の記事ですので・・・。

少し長くなりましたので、今回の記事の要点を箇条書きにしてまとめておきます。忙しい人はこれだけ読んでもOKですね。o(^-^)o

まとめ

  • 玄米は栄養バランスが優れているが、一日の栄養摂取基準量から考えると、到底足りないので、「副食のバランス」をしっかり考える必要がある。極端な肉食制限に走ってはダメ!
  • 玄米には強力な解毒作用があり、農薬、食品添加物、薬、放射性物質などの毒物を体内から排出する能力がある。
  • 玄米には様々な抗がん物質が含まれており、ガン細胞に対して従来にはないアプローチで、直接的・間接的に作用する。副作用は一切なく、ガン細胞は玄米からの攻撃に対して「耐性」を持つことが出来ない。
  • 玄米の抗がん作用を最大限に引き出すには、「炊き方」に工夫する必要がある。
  • 玄米食と抗がん剤を併用すると、抗がん剤の効果が増幅され、副作用を抑えることができ、しかもガン細胞が抗がん剤に対して「耐性」を持ちにくくなる。その際には、効果を上げる為にサプリメントを摂ると良い。(参考 → 抗がん剤治療を受けている方は、サプリメントでフィチン酸(IP6)を摂るべき

今回は以上です。多くのがん患者さんや、その他ガンの関係者の方々が見てくれているようなので、出来るだけ早く次の記事をアップします。

ではでは、今回はこの辺で。

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151 Responses to “そろそろ玄米が「健康食」か「不健康食」かに決着をつけようと思う”

  1. h_uno より:

     初めまして、私は昨年、妻を癌で亡くしましたが、あまり適切なアドバイスが出来なかったのが悔しくて、今でも、どのような対処が適切だったのか気になって仕方がありません。

    新里さんは、「フィチン」「RBF」「RBA(α-グルカン)」の摂取による、がん細胞の兵糧攻めと、免疫力の活性化を提唱しておられますが、「中鎖脂肪ケトン食療法」に関してはどのように評価しておられますか?

    がんの中鎖脂肪ケトン食療法
    http://www.f-gtc.or.jp/ketogenic-diet.html

    この原理は、体内にブドウ糖が枯渇すると、肝臓で中性脂肪酸を分解してケトン体が作られるそうです。そのケトン体は、脳細胞を含めた大半の正常細胞がエネルギー源として利用できるが、癌細胞は、酵素が不足していて利用できないので、エネルギーが枯渇して死滅するという事のようです。

    ケトン食の実践法
    http://ketogenic-diet.org/practice/practices.html

    それでも、ケトン食の実践はかなり壁がありそうです。糖質の1日摂取量は40g以下を目標にするようですが、私は毎朝食パン2枚(糖質約40g)食べるので、それ以上、ご飯や麺類は食べられなくなります。

    食事の主体を、米やパンや麺類から、脂肪や蛋白質に変更すると、好みや胃腸の調子だけではなくて、かなり食費が高くなりそうな気もします。

    • 新里(管理人) より:

      h_uno1様、コメントありがとうございます。

      「中鎖脂肪ケトン食」については、知識が乏しいのでよく分からないのですが、福田一典先生の本で、エビデンス付きでよく触れているのを見かけますので、科学的にも医学的にも正しい食事療法なのだと思います。

      ただ、私がこの食事療法についてどうしてもお勉強が後回し気味になってしまう理由(汗)は、私自身が大量の野菜&果物ジュース(糖質)を毎日摂取していたので、「それであれば私はとっくに再発しているのではないか?」という疑問があるからです。

      「中鎖脂肪ケトン食」にはきちんとしたエビデンスがありますので、おそらく「糖質がガンの餌になる」ことは事実だと思いますが、野菜&果物ジュースを大量に摂取することは、糖質によって被るデメリットよりも、はるかに大きいメリットがあるのではないかと考えています。

      野菜ジュースの大量摂取と、中鎖脂肪ケトン食(糖質制限食と同義でしょうかね?)は、両立できない食事療法だと思います。どちらをとるかは、ご自身の体質と「継続しやすさ」と「効果・効能の程度(エビデンス)」から判断するべきだと思います。

      「効果・効能の程度」につきましては、「中鎖脂肪ケトン食」のほうがエビデンスが蓄積されつつあります。私が実践してきた「野菜&果物ジュースの大量摂取」は、それに比べてエビデンスが少ないように思われます。

      個人的に思うのは、「野菜&果物ジュースの大量摂取」の効果を判定するためのエビデンスをとろうと思ったら、そのための実験環境を整備することがほぼ不可能に近いほど困難だと思いますので、エビデンスになじまないのではないかと考えています。

      ただ、「エビデンスがない(少ない)」ということは、「効果がない」ということでは必ずしもないので、そこは自分の直感で決断するべきだと思います。

      参考になれば、幸いです。

      新里

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